標準的な前頭部センサー位置からの BIS スコアと別の下顎部位からのものとの比較

Comparison of bispectral index scores from the standard frontal sensor position with those from an alternative mandibular position
Korean J Anesthesiol. 2014 Apr;66(4):267-273 Lee SY, et al.

・バイスペクトル指数(BIS)センサを標準的な前頭部 2 カ所に装着すると、脳外科や形成外科では術野を妨げる。本研究の目的は、標準的な前頭部の BIS センサー位と下顎にわたる代替部位とを比較することであった。

・全身麻酔中の患者に、2 つの BIS クアトロセンサー(アスペクト・メディカル・システムズ、ニュートン、マサチューセッツ州、米国)を前頭部と下顎領域に装着して BIS Vista モニタに接続した。各部位からのデータは、覚醒時、意識消失、挿管、執刀、術中は 30 分毎に収集した。これらのデータは、ブランド・アルトマンと散布図分析を用いて比較した。

・散布図分析では、覚醒中(R=0.253 、P=0.077)を除いて、前頭部と下顎部の BIS 値の間に有意な相関関係(R=0.869、P=0.000)があることが分かった。ブランド・アルトマン分析では、一致限界 16.5/-22.9 の負バイアス 3.2 であり、値の 3.7% は、一致限界の範囲外であった。付加的値としては、患者覚醒時には -2.9(14.1/-8.3)、意識消失時には -21.7(14.9/-58.3)、麻酔維持中は -1.8(9.0/-12.5)、覚醒時には -1.9(14.9/-18.8)であった。

・全体として、BIS 値は、標準的な前頭部と下顎の代替部との間では一致しない。しかし、術野のために標準的な前頭部を利用できない場合には、麻酔維持期に、下顎部を代替部位として利用できる。

[!]:実際のセンサーの付け方:①は同じ眼窩外側、③を下顎の正中に位置させる(http://ekja.org/ViewImage.php?Type=F&aid=356759&id=F1&afn=11_KJAE_66_4_267&fn=kjae-66-267-g001_0011KJAE)。

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  • Q:BIS センサーの代替貼付部位

    Excerpt: 揮発性吸入麻酔薬は個人差が少ないため、いつもいつも BIS モニターを装着しようとは思いませんが、全静脈麻酔をする際には、投与薬物量に個人差があるため、やはり使用したくなります。 Weblog: 麻酔科勤務医のお勉強日記 racked: 2019-03-03 10:07