低用量ロクロニウムを併用ありとなしでプロポフォールとレミフェンタニル導入後の幼小児の挿管条件

Intubation conditions in young infants after propofol and remifentanil induction with and without low-dose rocuronium
Acta Anaesthesiologica Scandinavica first published online: 5 JUN 2014 DOI: 10.1111/aas.12346

・静脈内プロポフォールとレミフェンタニルのボーラス注入は、幼児や小児の気管挿管に使用することができるが、比較的大量投与が必要とされている。著者らは、プロポフォールとレミフェンタニルの適当な用量を使用した場合、小用量ロクロニウムの併用が、良好な挿管条件を確実にするであろうと仮定した。

・生後 3 週間~ 4 ヶ月の 70 人の乳児は、プラセボか、またはロクロニウムのいずれかを投与されるよう無作為に割り付けられた。麻酔は静脈内プロポフォール 3(3-5)mg/kg[中央値(範囲)] を用いて導入した。次いでロクロニウム(0.2 mg/kg)か、プラセボを注入し、レミフェンタニル 2μg/kg を 15 秒後に投与した。麻酔科医は、ロクロニウム/プラセボ注入 1分後に気管挿管を試み、「コペンハーゲンスコアリングシステム」を使用し挿管条件を評価した。ロクロニウム 0.2 mg/kg の神経筋(遮断)効果は、尺骨神経の TOF 刺激中に拇指加速度計を使用して、挿管済みの別の 8 人の乳児で記録された。

・挿管条件は、プラセボ群 34 人のうち 14 人(41%)で、ロクロニウム群 36 人のうち 10 人(28%)の患者で「不良」と分類された(P=0.32)。初回挿管試技で失敗したのはプラセボ群で 4 人、ロクロニウム群ではいなかった(P=0.051)。最大神経筋伝達抑制は、ロクロニウム 0.2 mg/kg 注入後 4 分(3-8)で発生した。

・プロポフォール+レミフェンタニルを投与された患者のほぼ 1/3 で挿管条件は不良であった。低用量ロクロニウムを追加しても、有意には挿管条件を改善しなかった。

[!]:今回の研究の結論としては有意差が出せていないが、挿管のタイミングをもう少し遅らせるか、症例数を増やせば有意差は出るだろう。プロポフォール+レミフェンタニルに 0.2mg/kg のロクロニウム併用は妥当な量だろう。

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