小児と成人で、静脈閉塞法を使用したロクロニウム投与後の回避運動防止のための各種薬剤による前処置の比較

Pretreatment with remifentanil, fentanyl, or lidocaine to prevent withdrawal after rocuronium using venous occlusion technique in children and adolescents: a prospective randomized placebo-controlled double-blind study
Journal of Anesthesia first published online 11 May 2014

・筋弛緩薬である臭化ロクロニウムの静脈注射による痛みは、小児および青年ではよく見られる。この望ましくない効果の原因はまだ不明であり、この副作用を軽減する試みでいろいろな前処理薬剤が投与され、様々な程度にの成功している。本研究では、全身麻酔導入に臭化ロクロニウムの静脈注射による痛みによって誘発される回避運動を防ぐ上で、60 秒間の静脈閉塞法を使用して、リドカイン、フェンタニル、レミフェンタニルによる前処置の有効性を評価した。

・筋弛緩と人工呼吸を伴う全身麻酔下で様々な手術を必要とする、101 人の小児と成人患者、ASA �-�が登録された。患者は、コンピュータ生成した無作為化法を使用して 4 つの前処置群の一つに割り付けられた:レミフェンタニル群(1μg/ kg、n=25)、フェンタニル群(1μg/kg、n=26)、1%リドカイン群(0.5mg/kg、n=25)、生食群(n=25)。薬物は総容量が 5ml となるように生理食塩水で調製した。静脈アクセス部位の上流 10cm 上に静脈閉塞を適用した。前処理薬は、群割り当てを知らされていない麻酔科医によって注射部位で 60 秒間注入し保持した。タニケット開放後、ロクロニウム(0.5 mg/kg)それから 5 秒かけて注入し、回避運動を群割り当てを知らされていない別の麻酔j科医によって記録された。結果の統計分析には、必要に応じて、記述統計、分散分析、χ二乗検定を使用した。

・生理食塩水と比較すると、他のすべての前処置群は回避反応の平均値が有意に低く記録された(P<0.001)。リドカインは、ロクロニウム注入に対する回避反応の抑制においてレミフェンタニル(P<0.05)、フェンタニル(P<0.05)の双方よりも優れていた。レミフェンタニルはロクロニウム注入誘発性回避反応を抑制する上で、フェンタニルよりも優れていた(P<0.001)。

・60 秒間の静脈閉塞技法を使用した場合、小児と成人でロクロニウム注入による回避運動防止効果は、リドカインが最も有効であることが見出された。リドカインは、レミフェンタニルよりも優れており、レミフェンタニルはフェンタニルよりも効果的であった。

[!]:リドカインによる 60 秒間の静脈閉塞が有効なのはよく知られているが、やや面倒だな。

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