小児ビデオ喉頭鏡 vs 直接喉頭鏡: 無作為対照試験のメタ分析

Pediatric video laryngoscope versus direct laryngoscope: a meta-analysis of randomized controlled trials
Pediatric Anesthesia first published online: 24 JUN 2014 DOI: 10.1111/pan.12458

・著者らは、最新の文献を検討し、ビデオ喉頭鏡(VL)と直接喉頭鏡(DL)との間で臨床的有効性を比較するために小児の無作為化比較試験に基づいてメタ分析を行った。

・著者らは、PubMed、Ovid、Google Scholar、Cochrane Library database で、キーワードとして「ビデオ喉頭鏡(エアトラック、グライドスコープ、シュトルツ、TruView、AWS、ブラード、マクグラスを含む)」 AND 「直接喉頭鏡」 AND 「小児(pediatric, infant, neonate を含む)」にマッチする英語で出版された論文を検索した。小児での VL と DL の使用を比較した前向き無作為化比較試験(RCT)のみを含めた。転帰データについては metaxl 1.3 ソフトウェアの質効果モデルを使用して、相対リスク(RR)、加重平均差(WMD)、対応する 95% 信頼区間(95%CI)を計算した。

・14 件の研究が、本メタ分析に含まれた。VL は、正常気道か、挿管困難の可能性のある小児のいずれでも、ほとんどの小児で声門の視覚化を改善したが、挿管までの時間(TTI)は、DL に比して延長した(WMD4.9 秒;95%CI 2.6-7.1)。サブ群解析では、エアトラック(WMD:0.6秒、95%信頼区間:-7.7-8.9)よりは、グライドスコープ(WMD:5.2秒、95%CI:2.0-8.5)、TruView(WMD:5.1秒、95%CI:0.7-9.5)、ストルツ(WMD:6.4秒、95%CI:4.808.1)と、ブラード(WMD:37.5秒、95%CI:21.0-54.0)では TTI が長引くことを示した。初回試技での成功率(RR 0.96、95%CI 0.92-1.00)と関連する合併症(RR:1.11、95%CI:0.39-3.16)は両群で同様であったが、VL は失敗の発生率が高い(RR 6.70、95%信頼区間 1.53-29.39)ことと関連していた。

・本メタ分析では、VL は小児患者で声門の視覚化を改善したものの、これは TTI の延長の犠牲にしており、失敗を増加させたことを示している。しかし、非専門家が使用した場合や、気道に問題がある小児での VL の有効性と安全性を明確にするためには、さらなる研究が必要である。

[!]:見えるから見ることに専念してしまって不必要に時間を弄してしまうということか。

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