サクシニルコリン投与後の線維束攣縮と筋肉痛を軽減するためのロクロニウムの最適な前クラレ化用量

Optimal precurarizing dose of rocuronium to decrease fasciculation and myalgia following succinylcholine administration
Korean J Anesthesiol. 2014 Jun;66(6):451-456

・サクシニルコリンは、一般的に筋肉の線維束攣縮や筋肉痛などといった副作用を頻繁に生じる。本研究では、サクシニルコリン誘発性の線維束攣縮や筋肉痛を防ぐためのロクロニウムの最適投与量を特定し、ロクロニウムがサクシニルコリンによって生じる発現速度に及ぼす影響を評価した。

・本無作為化二重盲式試験は、各群 20 人ずつの 5 群に無作為に割り付けられた 100 人の患者で実施された。患者は、前クラレ化用量としてロクロニウムを 0.02、0.03、0.04、0.05、0.06 mg/kg 投与されるように無作為化された。筋弛緩モニタリングは、各前クラレ化用量投与後に尺骨神経の TOF 刺激によって加速度筋弛緩モニターを使って拇指内転筋から記録した。全患者は、前クラレ化後 2 分でサクシニルコリン 1.5 mg/kg を投与され、線維束攣縮の発生と程度を評価し、筋肉痛は術後 24 時間後に評価した。

・目に見える線維束攣縮の発生と程度は、ロクロニウムの前クラレ化用量を増加するにに伴って有意に少なくなった(P<0.001)。筋肉痛の発生と程度は、ロクロニウムの前クラレ化用量を増加させるに従って減少する傾向があるが、有意性は認められなかった。サクシニルコリンの作用発現時間は、ロクロニウムの前クラレ化用量の増加に伴って有意に遅くなった(P<0.001)。

・許容できる発現時間で線維束攣縮と筋肉痛の発生率および重症度の低下、安全で有効な前クラレ化を考慮すると、ロクロニウム 0.04 mg/kg による前クラレ化が最適用量である。

[!]:precurarization、あるいは priming dose としてロクロニウム 0.06mg/kg を使用すると、呼吸困難感を生じることが多いようだ。

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