分娩後出血のリスクの低い妊婦へのトラネキサム酸の予防的投与; 系統的レビューとメタ分析

Prophylactic tranexamic acid in parturients at low risk for post-partum haemorrhage: systematic review and meta-analysis
Acta Anaesthesiologica Scandinavica first published online: 29 JUL 2014 DOI: 10.1111/aas.12341

トラネキサム酸4.png・トラネキサム酸は、さまざまな種類の手術や外傷後に出血量を減少させるのに有効である。分娩後出血については、説得力のあるエビデンスまだ提示されていない。

・関連データベースの系統的な文献検索を実施して、分娩後出血に際して、トラネキサム酸投与後の出血量と輸血の発生率を評価した試験を同定した。メタ分析には、ランダム効果モデルを使用した。リスク比(RR)と加重平均差(WMD)を、95% 信頼区間(CI)付きでを算出した。

・今回の系統的レビューとメタ分析には、トラネキサム酸とプラセボを比較した、合計 1760 人の妊婦を伴う 7 件の、バイアスリスクの低い試験が含まれた。出血は、トラネキサム酸使用後の方が有意に少なかった(WMD -140.29 ml、95% 信頼区間 -189.64mL~ -90.93、P<0.00001)。トラネキサム酸は、輸血のリスク減少させた(RR 0.34、95% 信頼区間 0.20~0.60、P=0.0001)。プラセボ群の輸血の発生率は 1.4% から 33% とさまざまであった。輸血頻度の最も高い 2 件の試験を除いた場合には、RR はもはや有意ではなかった。プラセボ群では、子宮収縮薬の追加投与が必要であった。消化管の副作用は、トラネキサム酸の使用後の方がよく見られた。4 例だけ血栓症が発見された、トラネキサム酸群と対照群の各 2 例であった。

・トラネキサム酸は、効果的に分娩後出血を減少させた。輸血の発生率への影響は、さらに研究が必要である。血栓塞栓性合併症やけいれん発作などの有害事象、ほんの数試験でのみ観察された。

[!]:帝王切開や分娩に際してもトラネキサム酸は有効なんだな。

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