外傷患者における初期血清乳酸の予測的価値

The Predictive Value of Initial Serum Lactate in Trauma Patients
Shock: September 2014 - Volume 42 - Issue 3 - p 199?204 doi: 10.1097/SHK.0000000000000208

・外傷患者は傷害重症度の早期評価を必要とする。外傷スコアは、よく検証されてはいるが、救急臨床現場では扱いにくいことがある。著者らは、外傷患者で初期血清乳酸(ISL)の、死亡、手術的介入(OI)、集中治療室入院(ICUA)に対する予後値を評価しようとした。

・著者らは、治験審査委員会承認した後ろ向き研究を実施した。著者らは、彼らが前向きに維持しているデータベースで、2007 年 1 月から 2012 年 6 月までの全外傷患者を検討した。著者らは、到着後 35 分以内に ISL を採取分析できた成人だけを含めた。著者らは、外傷発生と到着までの時間間隔が、24 時間以内であった患者のみを含めた。生存者群と非生存者群をロジスティック回帰、マン-ホイットニーU、およびカイ二乗検定を用いて比較した。ISL の死亡判別能力は ROC 曲線分析で評価した。著者らの副次評価項目(ICUA と OI)は、ロジスティック回帰検定と ROC 曲線分析で評価した。

・合計 1,941 人の患者が含まれた。総死亡率は 6.2% であった??。ISL の中央値は、非生存群で 32mg/ dL(四分位範囲、17-62) vs 生存群で 21mg/ dL(四分位範囲、14-32)であった(P<0.001)。多変量解析では、ISL は死亡率のための重要な共変量(P=0.015)であった。オッズ比は 1.010(95%信頼区間 1.002-1.019)であった。曲線下面積は 0.63 であった??。ISL は OI のための有意な共変量であった(P=0.033)??。ISL は ICUA については有意な共変量に達しなかった。

・ISL は、外傷患者で、外傷重症度を迅速に層別化するのに役立つ、容易に測定でき、迅速で、安価な検査である。著者らは、厳密に選択された患者で使用した場合、ISL は、OI と死亡率を予測することができることを見出した。

[!]:初期乳酸値高値は、外科的適応と死亡の予測因子となる、ということだ。

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