揮発性麻酔薬の消費量をそのガス濃度と新鮮ガス流量から計算

Calculation of volatile anaesthetics consumption from agent concentration and fresh gas flow
Acta Anaesthesiologica Scandinavica first published online: 24 JUL 2014

・揮発性薬剤の消費量の評価は使用前と後で気化器を秤量することによって行うことができる。この方法は、高度な技術を必要としており、麻酔記録の後ろ向き分析に際しては使用できない。そこで、新鮮ガス流量と薬剤濃度からの計算に基づく方法をここに提示する。

・平均新鮮ガス流量と揮発性薬剤濃度が分かっていれば、ここに提示した計算方法で、揮発性薬剤消費量の正確な推定が可能になる。これらの計算の前提条件は、1mL の液体揮発性薬剤に由来する蒸気量の知識である。セボフルラン麻酔に際してのこれらの計算に必要な公式と例が提示されている。

・液体薬剤 1mL に由来する揮発性薬剤蒸気量は、ハロタン 229mL、イソフルラン 195mL、セボフルラン 184mL、デスフルラン 210mL である。セボフルランの定数を、架空の臨床症例に使用して、日常でのその消費量の計算を例証すると、その結果合計 23.6mL の液体薬剤を消費することになる。

・提示された特定の揮発性作用物質定数と方程式を適用することにより、新鮮ガス流量と揮発性物質の得られた吸入濃度が既知であれば、揮発性剤消費量を計算することが容易になる。この方法により、揮発性薬剤の消費量についてのデータを両方向で抽出することができる:(1)後ろ向きに十分に詳細で正確な麻酔記録から、ならびに(2)この方法を前向きに適用することにより。したがって、この方法は薬剤経済学的調査を実施するのに貴重な貢献となる。

[!]:私が麻酔科医になった頃から、そうやって計算しているが。日本では、昔から、時間当たりの消費量は、「濃度×ガス流量×定数(セボフルランなら 3.3)」で計算できることは、研修医でも知っている。国や地域によってもこうした日常的な知識には差があるんだね~。

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