小児患者の外傷誘発性凝固能亢進

Trauma induced hypercoagulablity in pediatric patients
Journal of Pediatric Surgery Volume 49, Issue 8, Pages 1295?1299, August 2014

・小児外傷患者の凝固能の変化は十分には明らかにされていない。このギャップを埋めるため、外傷は凝固亢進反応を引き起こすという仮説を検証した。

・外傷または待機手術のために入院となった入院患者(年齢 8ヶ月 から 14 歳)で前向き観察研究を実施した。親から説明と同意を得て、7 歳以上の患者には説明し、賛同を得た。凝固能の変化は、新鮮全血を用いてトロンボエラストグラフィ(TEG)で、特定の凝固因子はアッセイを使用して保存血漿で評価した。

・40 人の患者(22 人が外傷で、外傷重症度スコア=9、21 人は外傷のない対照)を評価した。外傷群 vs 対照群で、プロトロンビン時間(PT)は、約 10% 高かった(p<0.001)が、活性化部分トロンボプラスチン時間は変化がなかった。TEG 凝固時間(R、P=0.005)とフィブリン架橋は、対照患者と比較して顕著に加速された(K 時間、アルファ角、P<0.001)。D ダイマー、プロトロンビンフラグメント1+2、プラスミノーゲン活性化因子阻害因子 1 は、全て上昇したのに対して、プロテイン S 活性は低下した(すべてP<0.01)。重要なことには、小児の対照群における、TEG 値、および凝固因子アッセイの大部分は、成人で公開された基準範囲外であった。

・凝固亢進状態は小児の軽度の外傷と関連している。これらの変化の機能的意義を調査し、小児の基準範囲を確立するためには、さらなる研究が必要である。

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