外傷後に大量輸血を受けた患者の長期的転帰

Long-Term Outcomes of Patients Receiving a Massive Transfusion After Trauma
Shock: October 2014 - Volume 42 - Issue 4 - p 307?312 doi: 10.1097/SHK.0000000000000219

・大きな外傷後に出血性ショックを呈する患者の蘇生では、凝固障害を投与しながら、組織灌流と酸素化を維持するために、複数の戦略を組み込みながら進化してきた。著者らは、重症外傷患者の長期t的転帰の経時的変化を研究することを目的とした。

・オーストラリアの単一の大きな外傷センターで、後ろ向き観察研究を行った。著者らは、6 年間(2006 年から 2011 年)にわたり、重症外傷と受傷 24 時間以内に大量輸血を受けた全患者を含めた。主要な転帰評価項目は、6~12 ヶ月目拡張グラスゴーアウトカム(GOSE)スコアと作業能力であった??。

・5915 人の重症外傷患者があり、そのうち 365 人(6.2%、95%信頼区間[95%CI] 5.6- 6.8)が大量輸血を受けた。大量輸血を受けた重症外傷患者の割合は、経時的に 8.2% から 4.4%(P<0.01)に減少した。赤血球輸血量は少なく、赤血球に対して新鮮凍結血漿の割合が高くなるという統計的に有意な傾向が見られた(P<0.01)。大量輸血患者のうち、研究期間に測定された転帰には有意な変化はなく、病院死亡率は 23%、6ヵ月時点での不良な GOSE 52%、12ヶ月時点での不良な GOSE は44%であった。大量輸血は、受傷後 6 ヵ月時点での不良転帰と有意に関連していた(補正オッズ比、1.56; 95%CI、1.05-2.31)が、12 ヶ月時点では関連がなかった(調整オッズ比、0.85; 95%CI、0.72-1.01)。

・大量輸血率の有意な減少が観察された。外傷後に大量輸血を受けた患者のうち、長期的転機が不良な患者は多く、生存者の相当な割合が、受傷 1 年後に不良な機能状態を呈している。

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