閉塞性睡眠時無呼吸で術後転帰の対応コホート研究: 術前の診断と治療は合併症を予防できか?

A Matched Cohort Study of Postoperative Outcomes in Obstructive Sleep Apnea: Could Preoperative Diagnosis and Treatment Prevent Complications?
Anesthesiology: October 2014 - Volume 121 - Issue 4 - p 707-718 doi: 10.1097/ALN.0000000000000407

・閉塞性睡眠時無呼吸(OSA)は、術後合併症のリスク増加と関連している。著者らは、術前診断と持続的気道陽圧治療の処方は、これらのリスクを低下させるかどうかを調べた。

・睡眠ポリグラフデータと Manitoban 健康管理データ(1987 年から 2008 年)の対応させたコホート分析である。新たな OSA 診断の際にポリグラフと CPAP 処方を行う 5 年前まで(未診断 OSA、n=1571)と、その後(診断済み OSA、n=2640)の成人 OSA 患者の術後転帰を、睡眠時無呼吸を有するリスクの低い対照群(n=16277)と比較した。対照群は、正確な術式、適用、おおよその手術日付で一致させた。睡眠時無呼吸を治療するために使用される術式は除外した。経過追跡は、少なくとも術後 7日間であった。結果は、対照群に対する OSA 群か、あるいは 亜群のオッズ比(95%CI)として報告された。

・多変量解析では、呼吸器合併症のリスクは、未診断群と診断済み群の両群で、同様に増加した(2.08[1.35-3.19]、P<0.001)。心血管系合併症、主に心停止とショックのリスクは未診断 OSA 群(2.20[1.16-4.17]、P=0.02)と診断済み OSA 群(0.75[0.43-1.28]、P=0.29)との間で有意差があった。両方の結果にとって、OSA 重症度、手術術式、年齢、他の併存疾患もまた、重要なリスク修飾因子であった。

・OSA の診断と CPAP の処方は、術後の心血管系合併症の減少と関連していた。データには限界があるものの、これらの結果は、OSA 患者の 周術期 CPAP 治療の大規模有効性試験を正当化し情報提供するのに使用できるであろう。

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