開胸術後疼痛のためのレミフェンタニルとモルヒネの静脈内同時投与: モルヒネ単独の静脈内投与との比較

Coadministration of Intravenous Remifentanil and Morphine for Post-thoracotomy Pain: Comparison with Intravenous Morphine Alone
Journal of Cardiothoracic and Vascular Anesthesia published online 01 October 2014.

・本二重盲式無作為化研究で、著者らは、レミフェンタニルとモルヒネ併用とモルヒネ単独の患者管理値痛が開胸後の疼痛、鎮痛剤消費量、副作用に及ぼす効果を比較した。

・大学病院で待機的開胸手術を受けたボランティア患者を対象とした前向き無作為化二重盲式臨床試験である。患者は無作為に 2 群に割り付けて、患者管理鎮痛法を受けた:モルヒネ(M)群か、モルヒネ+レミフェンタニル(MR)群。疼痛、不快感、鎮静スコア、累積患者管理モルヒネ消費量、レスキュー鎮痛(メペリジン)必要量、副作用を 24 時間記録した。60 人の患者が、二重盲式法で無作為に割り付けられて、モルヒネ単独(M)か、またはモルヒネ+レミフェンタニル(MR)による静脈内患者管理鎮痛法を受けた。患者は、基礎注入離して、ボーラスでモルヒネ用量(0.02 mg/kg)か、またはモルヒネ+レミフェンタニル(0.2μg/kg)混合物を 10 分毎に同用量使用することが許された。

・VAS スコアは、30 分後(p=0.04)、1 時間後(p=0.03)、2 時間後(p=0.04)で、MR 群の方が M 群よりも低かった。モルヒネの平均累積投与量は、M 群で 27.8±15 mg、MR 群で 21.9±10.5mg であり、有意差はなかった。M 群患者では有意に多くの患者がメペリジンを必要とし(p=0.039)、これら患者の方が悪心をきたすことが多かった(p=0.01)。

・開胸後疼痛の治療のためのモルヒネとレミフェンタニルによる PCA 同時投与は、モルヒネ消費量を減少させなかったが、モルヒネ単独に比べて鎮痛が優れ、レスキュー鎮痛剤の使用が少なく、副作用が少なかった。

[!]:短時間作用性のレミフェンタニルと長時間作用性のモルヒネの併用は、理にかなっていると思う。

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