デキスメデトミジンが根治的胃切除術を受ける患者に及ぼす効果

Effects of dexmedetomidine on patients undergoing radical gastrectomy
Journal of Surgical Research Published Online: October 08, 2014

・手術ストレス、特に原発腫瘍切除のために手術を受ける患者では、免疫抑制を引き起こす可能性がある。本研究は、根治的胃切除術を受ける患者でデキスメデトミジンが免疫と炎症反応に及ぼす影響を調査することであった。

・施設治験審査委員会の承認と書面による説明と同意の後、根治的胃切除術を受ける 40 人の患者が均等にデキスメデトミジン持続注入(Dex 群、初期投与 0.5 μg/kg に続いて維持用量 0.4 μg/kg/h)か、生食の持続注入(NS 群)を受けるよう無作為かされた。ヘルパー T リンパ球(ヘルパーT-1[Th1] と ヘルパーT-2[Th2])、腫瘍壊死因子α、インターロイキン-6 を術中と術後に測定した。血漿カテコールアミン値も、術中に測定した。術後疼痛は、視覚アナログスケール(VAS)で測定した。

・Dex 群では、手術終了時と術後 24 時間で Th1 の割合は有意に増加(それぞれ、P=0.045 と 0.048)し、Th2 は手術終了時に著明に減少した(P=0.030)。血漿腫瘍壊死因子α値(それぞれ、P=0.045 と 0.036)、インターロイキン-6(それぞれ、P=0.049 と 0.042)は、手術終了時と術後 24 時間で有意差があった。血漿エピネフリンとノルエピネフリン値は、それぞれ、Dex 群では手術の開始時に有意に減少した(それぞれ、P=0.020 と 0.015)。手術終了時に、血漿ドーパミン値は、Dex 群で有意に減少したが、NS 群では増加した(P=0.048)。VAS 疼痛スコアは、手術 24 時間後では NS 群よりも Dex 群の方が低かった。

・デキスメデトミジンは、手術ストレスを軽減し、Th1/Th2 バランスを維持することが示された。これは、炎症反応を減少させ、免疫保護効果を発揮することが示された。

[!]:またまた、デキスメデトミジンの優れた一面が明らかになっている。

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