腹腔鏡下結腸切除術を受ける患者で術中アミノ酸投与(±ブドウ糖注入)が、体温、インスリン、血糖値に及ぼ

Effect of intraoperative amino acids with or without glucose infusion on body temperature, insulin, and blood glucose levels in patients undergoing laparoscopic colectomy: A preliminary report
Acta Anaesthesiologica Taiwanica Volume 52, Issue 3, Pages 101-106, September 2014

・アミノ酸投与は、術中の低体温を防止するのに役立つが、グルコース注入と組み合わせた場合に熱発生を高めることができる。本研究の目的は、腹腔鏡下結腸切除時の温度調節に、グルコース注入を併用した場合としなかった場合とで、術中アミノ酸投与の効果を検討することであった。

・ASA-PS �・�に分類され、待機的腹腔鏡下結腸切除を受ける 21 人の患者が登録された。除外基準は、糖尿病や肥満症の既往、術前の C 反応性タンパク質高値、高血圧、麻酔導入後の高血糖や高体温、手術時間>500 分であった。各患者は、酢酸リンゲル液を投与され、無作為に 3 群に割り当てた。A 群患者は、アミノ酸のみを投与された。AG 群患者は、アミノ酸とグルコースを投与された。C 群患者は、アミノ酸と糖のいずれも投与されなかった。鼓膜温と血中グルコース、インスリン値を術中に測定した。

・術中アミノ酸輸液は、AG 群と C 群のいずれと比較しても、術中に体温を有意に上昇させた。AG 群の血糖値は、A 群、C 群よりも有意に高かった。しかし、A 群と C 群間には有意差はなかった。麻酔導入 2 時間後、A 群と AG 群の血清インスリン値は C 群に比して有意に増加した。術後合併症や患者の入院期間には群間に有意差は検出しなかった。

・腹腔鏡下結腸切除術を受ける患者で、、術中インスリン値は変わらないにもかかわらず、グルコース投与なしの術中アミノ酸輸液の方が、アミノ酸とグルコース注入を併用した場合よりも効果的に体温を維持した。

[!]:ブドウ糖を併用するよりもアミノ酸単独投与の方が体温維持効果が高いと。どうしてなんだろう?

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