外来手術患者における筋弛緩の管理

Management of neuromuscular blockade in ambulatory patients
Current Opinion in Anaesthesiology: December 2014 - Volume 27 - Issue 6 - p 583-588 doi: 10.1097/ACO.0000000000000134

・レビューの目的:外来手術で筋弛緩剤の使用は両刃の剣とされてきた。筋弛緩剤は、気管挿管後の転帰を改善することができ、ある程度外科医にとって有用である可能性がある。しかし、これらの薬剤は残存筋弛緩に起因する術後合併症のリスクを高める可能性がある。本レビューでは、特に日帰り症例手術との関連において、筋弛緩、神経筋モニタリング、筋弛緩の拮抗についての最近の動向を要約する。

・最近の知見:筋弛緩剤の使用は、術後の筋力低下のリスクをはらんでおり、呼吸器系有害事象と関連付けられてきた。外科側からすれば、腹腔鏡手術中には、より強い筋弛緩を求める要求が高まっているだろう。したがって、定量的な筋弛緩モニタリングと、選択的に結合する拮抗剤の使用が、今後ますます重要性となるであろう。浅い筋弛緩の拮抗には、コリンエステラーゼ阻害剤も、依然として十分である。

概要:日帰り手術症例の筋弛緩の管理には、筋弛緩剤の適切な投与量、定量的な客観的モニタリング、十分かつ適切な拮抗を含む、包括的なアプローチが必要とされる。

[!]:術後の残存筋弛緩をできるだけ少なくするには、必要最小限の投与量と十分な拮抗を心掛ければよい。私は、基本的に手術に筋弛緩があまり必要でない手術では、気管挿管もセボフルラン深麻酔下にロクロニウム 0.2-0.3mg/kg で行なっている。そうすれば、手術終了後の拮抗もほとんど必要ないか、アト・ワゴで十分だ。短時間手術でのスガマデクスの使用は、コンビニに行くのにタクシーで行くようなものだと思っている。

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