QoR-40 を使用した回復の質の測定; 定量的系統的レビュー

Measurement of quality of recovery using the QoR-40: a quantitative systematic review.
Br J Anaesth. 2013 Aug;111(2):161-9. doi: 10.1093/bja/aet014. Epub 2013 Mar 6.

・手術と麻酔の後の回復の質を測定するためにいくつかの評価尺度が開発されてきたが、最も広く使用されているのは CoR-40 であり、40 項目からなるアンケートが全体のスコアと、患者さんへの支援、快適さ、感情、身体的能力、痛みの 5 の分野のサブスコアを提供する。これはいろいろな状況下で評価されてきたが、その全体的な精神測定学的特性(妥当性、信頼性、使いやすさ、解釈)と臨床的有用性は不明である。

・著者らは QoR-40 の精神測定学的特性を評価した研究の定量的系統的レビューを行った。データはランダム効果モデルを用いたメタ分析で統合した。この結果、9 カ国から発信された 17 件の研究から得られた合計 3459 人の患者サンプルが得られた。

・著者らは、内容、硬性概念、収束性妥当性を確認した[プールされた r=0.58、95%信頼区間(CI):0.51-0.65]。信頼性は、優れた級内相関(プールされたα=0.91、95%CI;0.88-0.93)、試験・再試験信頼度(プールされた r=0.90、95%CI:0.86から0.92)、評価者間信頼性(級内相関=0.86)で確定された。QoR-40 の臨床的有用性は、評価研究への患者組み込み率が高いこと(97%)、優れた完成率と回収率(97%)によって裏付けられている。QoR-40 を終了するのに必要な平均時間は、95%CI 5.14.4-5.7)分であった。

・QoR-40 は広く使用され、広範囲に確認された回復の質の尺度である。QoR-40 は、臨床上や研究の分野で術後の回復の質を評価するのに適した尺度である。

[!]:「QoR-40 日本語版」の妥当性を検討した論文「Validation of the Japanese version of the quality of recovery score QoR-40.」が Journal of Anesthesia 2011 Aug;25(4):509-15 に掲載されている。

なお、「QoR-40 日本語版」については、
手術患者に対する ESSENSE プロトコールによる周術期管理(多施設共同前向き臨床試験)の一部として、QoR-40J が参照できます。

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