仔豚モデルで、PEEP の上昇が輸液反応性の動的変数に及ぼす効果

Effect of elevated PEEP on dynamic variables of fluid responsiveness in a pediatric animal model.
Pediatric Anesthesia Volume 18, Issue 12, pages 1170-1177, December 2008

・これまでの研究では、一回拍出量変動(SVV)、脈圧変動(PPV)、心臓拡張末期容量(GEDV)が、輸液投与に対する反応性を予測するのに使用できると実証されている。現在のところ、いろいろなレベルの呼気終末陽圧(PEEP)の適用が、特に幼児や新生児において、輸液反応性予測能に影響を与えるかどうかについての情報はほとんどない。本研究の目的は、PEEP レベルの漸次増加が、輸液反応性に関して、SVV、PPV、GEDV の予測値に及ぼす効果を評価することであった。

・一回拍出量変動と PPV を輸液負荷(FL)の前と後の両方で、PEEP レベルを変化(5、10 cmH2O)させながら、22 匹の麻酔した仔豚で連続的にモニターした。GEDVは、経肺熱希釈法によって測定した。心拍出量と一回拍出量(SV)は、肺動脈熱希釈によって測定した。FL に対する反応陽性は、SV 増加≧15% と定義した。

・輸液負荷によって、心拍数と全末梢血管抵抗以外の全ての血行動態変数の有意な変化が誘発された。PEEP 5 cmH2O で、SVV、PPV、GEDV は、容量負荷に誘発された SV の変化割合と有意に相関したのに対して、PEEP 10cmH2O では、この相関関係は PPV では消失した。ROC 曲線分析による評価では、SVV と GEDV は、適用された PEEP レベルとは無関係に、FL に対する反応陽性の最も優れた予測因子であった[曲線下面積:SVV=0.88; GEDV=0.80]。

・この仔豚モデルでは、SVV と GEDV は、PEEP レベルを増加させても輸液反応性の高感度で特異的な予測因子であった。

[!]:かなり以前の報告だが、仔豚モデルでは PEEP を 5、10cmH2O 適用しても、SVV は輸液反応性を評価できるとしている。

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