気管チューブ留置確認のための経気管エコー: 系統的レビューとメタ分析

Transtracheal ultrasound for verification of endotracheal tube placement: a systematic review and meta-analysis
Canadian Journal of Anesthesia first published online 24 December 2014

・気管チューブの留置の早期確認は、低酸素症とその悲惨な結果を防ぐために極めて重要である。ある程度の限界はあるものの、カプノグラフィーは、気管チューブの適切な留置を評価するためのゴールドスタンダードと考えられている。エコーは、カプノグラフィーを超えるいくつかの明確な利点を有する新しいツールである。これは、リアルタイムで表示が可能であり、迅速に行うことができる。さらに、それは肺血流の有無とは無関係で、肺換気を必要としない。本レビューでは、気管挿管を確認する上での経気管エコーの診断精度を評価することを目的とした。

・著者らは、MEDLINE、EMBASE 、コクラン・ライブラリ、KoreaMed、LILACS、OpenGrey、世界保健機関臨床試験登録を創始から 2014 年 9 月 4 日まで、広範な検索を完了した。選択基準を満たした研究をプールして、メタ分析を実施した。

・最終分析に、11 件の研究と 969 回の挿管が含まれた。8 件の研究と 713 回の挿管は、緊急状況で実施され、他は待機的状況で行われた。経気管エコーの 95% 信頼区間(CI)付きのプールされた感度と特異度は、それぞれ、0.98(95%CI 0.97-0.99)、0.98(95%CI 0.99-0.95)であった。緊急シナリオでは、経気管エコーの総感度と特異度は、それぞれ、0.98(95%CI 0.97-0.99)、0.94(95%CI 0.86-0.98)であった。

・経気管エコーは、気管挿管を確認するための有用なツールであり、その感度、特異性は十分に許容できる。経気管エコーは、カプノグラフィーによる最終確認の前の予備試験として、緊急時に使用することができる。

[!]:確かに、経気管エコーは、肺血流や肺換気がなくても確認が可能で、タイムラグが少ないという点が、カプノグラフィーよりも優れている。具体的なエコーの使用法は、気道に最も距離が近い輪状甲状膜レベルで気管断面をスライスするようにプローベを置く。カプノはないけど、エコーは手直にあるという、救急室や ICU ではファーストチョイスの確認法として使用できる。

<参照サイト>
Ultrasound to Confirm Endotracheal Tube Placement
経気管エコーによる気管チューブ留置の具体的な方法が記載されています(英語ですけど)

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