分娩後出血の予防と治療のためのトラネキサム酸

Tranexamic acid for the prevention and treatment of postpartum haemorrhage
Br. J. Anaesth. (2015) doi: 10.1093/bja/aeu448 First published online: January 8, 2015

トラネキサム酸2.png分娩後出血(PPH)は、世界中の全妊産婦死亡の 4 分の 1 を占め、妊産婦死亡の主要な原因である。出産後の子宮収縮薬は PPH の予防に有効であることが示されている唯一の治療である。抗線維素溶解剤であるトラネキサム酸(TXA)は、PPH で想定されるその作用メカニズムは子宮収縮薬の作用を補完し、また、待機手術、外傷患者の出血、経血量を減少させることが証明されていることから、産後出血に対する予防と治療の両方の目的で、有用な補助薬としての可能性がある研究されている。本レビューは帝王切開後(n=10)と経腟分娩後(n=2)の出血、経腟分娩後の PPH 治療にに対する無作為試験から得たエビデンスをカバーしている。全体的な有効性と副作用、両適用に対して研究されたさまざま用量について検討している。TXA は、経膣および帝王切開後の PPH の予防と治療のための有望な薬剤であるようだ。にもかかわらず、その有効性を支持する現在のエビデンス・レベルは不十分であり、その損益費についてのデータも然りである。PPH の予防と治療に対して広く使用することが推奨される前に、大規模な十分証明力のある多施設 RCT が必要である。

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