機能的内視鏡下副鼻腔手術時の術野条件に及ぼす呼気終末陽圧の影響

The influence of positive end-expiratory pressure on surgical field conditions during functional endoscopic sinus surgery.
Anesth Analg. 2015 Feb;120(2):305-10. doi: 10.1213/ANE.0000000000000550.

・機能的内視鏡下副鼻腔手術(FESS)は、副鼻腔疾患に対する外科治療の中心である。この手術は一定のリスクを伴う。これらのリスクのほとんどは、術野の質に関連している。したがって、手術野を向上させることが可能なメカニズムを研究することが重要である。著者らは、呼気終末陽圧(PEEP)が、初回の FESS を受ける患者で術野の質に有害な影響を与えるかどうかを調査しようとした。

・47 人の患者は PEEP 5cmH2O を使用するか、PEEP を使用しない換気戦略のいずれかに無作為化された。術野の質を、検証済み外科的スコアリング法を用いて 15 分ごとに測定した。

・PEEP の追加は、手術開始後の術野スコアになんら測定可能な効果を及ぼさなかった(オッズ比[OR](95%信頼区間[CI])片側で =1.06(0.44-2.58)、P=0.895、両側で OR(95%CI)=0.56(0.16-1.93)、P=0.356)。最大吸気圧こそが、手術グレードに影響を有していた。合計圧のうち 15cmH2O を超える追加圧はすべて高い術野スコアの確率を増加させた。吸気圧が 15cmH2O を超えて 1 cmH2O 増加する毎に、術野スコアを増加させた(OR[95%CI] 1.13 [1.04-1.22]、P=0.002)。

・FESS 術中、PEEP を追加するのであれば、術野条件の悪化を避けるために平均吸気圧を 15cmH2O 未満に維持することが重要である。

[!]:結果と結論に若干の解離(peak? mean?)があるような気もするが、いずれにしろ最大吸気圧を低く抑えることが、術野条件を悪化させないということか。

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