冠動脈バイパス移植術における死亡率低減のための術前大動脈内バルーンポンプ; 無作為試験のメタ分析

Preoperative intra aortic balloon pump to reduce mortality in coronary artery bypass graft: a meta-analysis of randomized controlled trials.
Crit Care. 2015 Jan 14;19(1):10. [Epub ahead of print]

・大動脈内バルーンポンプは日常的に心臓手術で使用されているが、しかし予後への影響は、まだ議論の余地があり、無作為化試験が、最近発表された。著者らは、冠動脈バイパス移植術を受ける成人患者で、術前の大動脈内バルーンポンプの使用を検討した無作為化比較試験の最新のメタ分析を実施する。

・潜在的に適格な試験はMEDLINE、EMBASE、Scopus、ISI Web of Knowledge、コクラン・ライブラリを検索して、該当する可能性のある試験を同定した。検索には、言語や出版形態による制限は行わず、2014 年 8 月に更新された。人工心肺の使用の有無には関係なく、CABG を受ける患者で術前 IABP についての無作為対照試験を同定した。主要評価項目は、入手可能な最長経過追跡時点での死亡率であり、副次評価項目は、30 日死亡率であった。

・含まれた 8 件の無作為化臨床試験には 625 人の患者(IABP 群が 312 人と対照群が 313 人)が登録されていた。IABP の使用は、死亡リスクの有意な減少と関連していた(312 人中 11 人(3.5%) vs 313 人中 33 人(11%)、リスク比=0.38(0.20-0.70)、効果 P=0.004、異質性 P=0.7、I2=0%、8件の研究が含まれた)。バイアスリスクの低い試験だけ、30 日間の経過追跡を報告した試験、人工心肺を伴う CABG を受けた患者に分析を限定しても、死亡率の減少に及ぼす利点は確認された。

・術前の IABP は、待機的 CABG を受ける高リスク患者における周術期と 30 日死亡率を減少させる。

[!]:やはり、「リスクの高い症例では意義があるぞ!」と。

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック