麻酔科医や手術室スタッフにとっての予定手術時間は、「十中八九終われる時間」であることが必要だ。

 当院の手術業務委員会では、手術予約を申し込む際の「予定手術時間」は、「手術が十中八九終われる時間」で申し込むように、外科系各診療科に依頼している。

 ところが、いつまで経っても、「理想時間」や「希望時間」、「平均時間」と思われるような時間での予約申し込みが後を絶たない。毎回のように、4 時間とか 5 時間で申し込んでおいて、7 時間も 8 時間も、下手をすると 12 時間以上もかかる場合もあるんだ、これまた・・・。

 「猿でも反省する」ってのに、予定時間よりも長くかかっても、まったくと言っていいほど何とも思っていないらしい。

 「うまく行けば・・」とか、「早く終われば・・」とか、「○○が××していなければ・・・」とか、そういった条件付きではなくて、「最悪でも何時までには終了できます。」ということが、麻酔科医や手術室スタッフは知りたいんだよ。

 限られたスタッフ数と限られた部屋数で、効率よく手術を行うためには、予定した時間には、予定通りにその部屋と、予定した人材が確保できないと困るんだよ。私たちがやってるのは、カラオケ店の部屋管理みたいなもんだ。

 「2 時間の予定でお願いします。」って言ったら、さっさと 2 時間で切り上げてくれないと、次のお客さんが待ってるんだよ。利用する度に、延長されちゃ困るんだ。

 執刀医は、在来線の列車の運転手みたいなもんだ。新幹線に接続する駅に着くのが予定よりも遅れると、乗客はみんな困るんだよ。次の予定した新幹線には乗れないどころか、目的地に着くのも遅れるから、結局のところ、目的とした会議に出られなくなっちゃうんだ。

 なんで、こんな単純なことが分からないのかな?

 自分一人でやる仕事なら、思う存分いくらでも丁寧にやって、たっぷり時間を浪費すればよい。しかし、手術ってのは、自分以外にも手術介助医や介助看護師、麻酔科医、外回り看護師、たくさんの協力者がいてはじめて可能なんだから、予定した時間内に終わるのが礼儀なんだよ。

 予定時間内に終わることができなければ、チーム皆に、「いや~、今日は予定時間内に終われなくて、たいへんご迷惑をお掛けして申し訳ありませんでした。」くらいのこと言えっつんだよ。 毎日、毎日、どうしてこんなに腹の立つことばっかりあるんだ!!?

 他の病院の皆さんはどうなんですか? 「だいたい予定通り終わってるよ!」って??? いや~、羨ましいな~!腕の良い外科系医師が揃ってるんですね~。

 何が嫌かって、下手な外科系医師がやる手術の麻酔を担当すること、これが一番だな。予定した時間に終わらない。いつまで付き合わなきゃならないのか分からない。自分は、いったいいつになったら、病院から解放されるのか分からない。

 まあ、待機の日なら仕方がないから我慢するが、待機でもないのに予定手術が何件も時間外まで残ってて、家になかなか帰れないってのは何とかして欲しいよ。ったく!!・・・・と、今日も愚痴ブログになってしまった。

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