低用量(単回投与)の硫酸マグネシウムがバランス全身麻酔を受けた子宮摘出術患者の術後鎮痛に及ぼす効果

Effect of Low-Dose (Single-Dose) Magnesium Sulfate on Postoperative Analgesia in Hysterectomy Patients Receiving Balanced General Anesthesia
Anesthesiology Research and Practice Volume 2015 (2015), Article ID 306145, 6 pages

マグネシウム5.png・バランス全身麻酔下での複式子宮全摘(TAH)後の疼痛緩和に及ぼす硫酸マグネシウムの静脈内単回低用量投与の有効性を評価するために、並行無作為化二重盲式プラセボ対照試験が計画された。

・TAH 手術を受ける女性 40 人は、硫酸マグネシウム(n=20)群と生理食塩水(n=20)群の 2 群にランダムに割り当てられた。マグネシウム群は、麻酔導入 15 分前に、単回用量として硫酸マグネシウム 50mg/kg を生理食塩水 100 mL で静脈内投与されたのに対し、対照群患者は、同じタイミングで 0.9% 塩化ナトリウム溶液 100mL を投与された。2 群で同じバランス全身麻酔が使用された。術後鎮痛剤としてのペチジンの消費量は、24 時間にわたって正確に記録された。術後 0、 6、12、24 時間後に、疼痛スコアを数値評価スケール(NRS)で評価した。

・術後 6、12、24 時間の術後疼痛スコアは、マグネシウム群の方が有意に低かった(p<0.05)。ペチジン必要量は、術後 24 にわたってマグネシウム群の方が有意に少なかった(p =0.0001)。

・バランス全身麻酔時の硫酸マグネシウムの単回投与は、TAH 後の術後疼痛とオピオイド消費量を減少させるための効果的かつ安全な方法とみなすことができる。

[!]:硫酸マグネシウム 50mg/kg は、50kg の患者で 2500mg=2.5g であり、硫酸 Mg 補正液(1mEq/mL) 20mL は、2.46g を含有するので、ちょうど 1A を静注することになる。マグネシウムの単回投与が術疼痛をほんとうに軽減するのだろうか?

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