小児仙骨麻酔に際しての補助薬としてのマグネシウム

Magnesium as an adjuvant for caudal analgesia in children.
Paediatr Anaesth. 2014 Dec;24(12):1231-8. doi: 10.1111/pan.12559. Epub 2014 Oct 15.

マグネシウム19.png・仙骨麻酔の補助薬は、機能回復を確実なものにするために、その持続時間を延長し、鎮痛効果を向上させる必要がある。マグネシウムは、鎮痛剤として機能する N-メチル-D-アスパラギン酸受容体拮抗薬である。本研究は、小児の仙骨麻酔の補助薬としてマグネシウムが術後鎮痛と機能回復を向上させることができるかどうかを評価することを目的とした。

・鼡径ヘルニアを受ける 80 人の年齢 2-6 歳の小児が、本前向き無作為化二重盲式研究に含まれた。仙骨麻酔で、R 群はロピバカイン 1.5 mg/mL を 1mL/kg を投与され、RM 群はマグネシウム 50mg を混じた同量のロピバカインを投与された。親の術後疼痛尺度(PPPM)スコア、鎮痛剤消費量、機能回復、副作用を術後 6、24、48、72 時間と、その後毎日小児が完全に機能回復を示すまで評価した。

・退院後の PPPM スコアは、すべての時点で R 群よりも RM 群の方が有意に低かった(P<0.05)。RM 群の小児の方が回復室でのレスキュー鎮痛用フェンタニルの必要量が少なく(16.2% vs 39.5%、P=0.034)、退院後の経口鎮痛薬が少なかった(20.5% vs 52.6%、P=0.007)。正常な機能的活動性が回復するまでの時間は、RM 群の方が短かった(P<0.05)。副作用の発生率は群間で差はなかった。

・小児で仙骨鎮痛のための補助薬として、50 mg のマグネシウムは、局所麻酔薬単独よりも、鎮痛の質が優れており、正常な機能的活動性を回復するのが速かった。

[!]:小児の仙骨麻酔では、局所麻酔薬単独よりもマグネシウムを混じた方が、鎮痛の質が良好で、機能回復も良好であると。

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック