麻酔患者でラリンジアルマスク ProSeal 挿入有効性に及ぼす筋弛緩薬の効果

Muscle relaxant effects on insertion efficacy of the laryngeal mask ProSealR in anesthetized patients: a prospective randomized controlled trial.
J Anesth. 2015 Feb 10. [Epub ahead of print]

・麻酔科医は、多くの場合、そのカフ・サイズが大きいがために、LMA-ProSeal(R)(ProSeal)の挿入困難に遭遇する。著者らは、に無作為化臨床試験を行って、麻酔下の患者に筋弛緩を投与することによって、どのようのい挿入有効性と ProSeal のシーリング圧が影響を受けるかを調べた。

・著者らの成人患者は、筋弛緩薬としてロクロニウム(0.9mg/kg)(R 群、;40人の患者)を投与されるか、またはされなかった(C 群、40人の患者)。麻酔は、プロポフォールとフェンタニルで導入した。著者らは、挿入成功に必要な試行回数、シール圧、主観的挿入困難に関して、2 群を比較した。

・2 群で換気成功に必要とした挿入試行合計回数は、1 回(R 群:38 患者、C 群:28 患者)、2 回(R 群:1 患者、C 群:7 患者)、3 回(R 群:1 患者、C 群:5 患者)であり、群間に有意差が明らかとなった(p<0.001)。シーリング圧は R 群の方が C 群よりも有意に高かった(R 群:27.4±5.4 cmH2O vs C群:21.2±5.2 cmH2O、p<0.001)。機械的換気によるリーク量は C 群よりも R 群の方が有意に少なかった(R 群:17.4±29.1mL vs C 群:46.8±45.5mL、p<0.001)。挿入の主観的困難度は、C 群よりも R 群の方が有意に低かった(R 群:12.3±23.1mm vs C 群、39.4±31.9mm、p<0.001)。

・筋弛緩は、麻酔下の患者で、挿入成功率が高く、シール圧が高く、リーク量が少なく、主観的な挿入困難度が低下させることによって、ProSeal 挿入有効性を容易にするようである。

[!]:そもそもラリマは筋弛緩薬が必要ないというのがメリットの一つではあるが、筋弛緩薬をしないがために挿入を困難にしている面もある。本研究では 0.9mg/kg と高用量を使用しているが、もっと少ない用量を必要に応じて使用するのが賢明かも。

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