プロポフォール・レミフェンタニル麻酔時にシミュレータの効果部位濃度による効果的なロクロニウム持続投与

Effective method of continuous rocuronium administration based on effect-site concentrations using a pharmacokinetic/pharmacodynamic model during propofol-remifentanil anesthesia.
J Anesth. 2015 Mar 1. [Epub ahead of print]

プロポフォール・レミフェンタニル麻酔時に薬力学/薬物動態モデルを使用した効果部位濃度に基づく効果的なロクロニウム持続投与法

・臭化ロクロニウム(Rb)は、効果発現が迅速で中時間作用型筋弛緩薬であり、連続投与に適している。しかしながら、ロクロニウムの適切な投与速度は、ロクロニウムに対する感受性に大きな個体差があるために決定するのが困難である。本研究の目的は、ロクロニウムの初回投与後に、%T1>0% にまで回復した時点でのシミュレートされたロクロニウム濃度が、ロクロニウム持続投与中の最適効果部位濃度の良い指標であるかどうかを明らかにすることであった。

・21 人の患者はプロポフォールで麻酔された。導入後、Rb 0.6 mg/kg を静脈内投与し、単一刺激モードを使用して神経刺激を 15 秒毎に行った。Rb の初回投与後 %T1 が >0% に回復した場合、Wierda のパラメータセットを使用した薬物動態シミュレーションによって算出したロクロニウム効果部位濃度を記録して、回復濃度(Rb r.c.)と定義した。ロクロニウムの投与速度は、術中に Rb r.c. を維持するように調整した。Rb 投与は手術終了直前に中止され、%T1>25% となるまでの回復時間が記録された。血漿 Rb 濃度は持続 Rb 投与の開始後 1 時間と 3 時間で測定した。

・平均 Rb r.c. は、1.56±0.35μg/ml. であり、最低値と最大値は、それぞれ 1.09 と 2.08μg/ml であった。%T1 Rb 持続投与中にいずれの患者においても 10% を超えて上昇せず、%T1>25% へと回復する時間は 9~29 分の範囲であった。Wierda のパラメータを用いて計算された Rb の効果部位濃度は、Rb の初回投与後 1 時間と 3 時間の双方の血漿濃度と有意に相関していた(P<0.01)。

・結果から、著者らの方法は、効果が過度に遷延させることなく、術中に適切な筋弛緩を維持するのに、これまで明らかにされた Rb の持続投与のための最も信頼できるプロトコールの1つである可能性があることが示唆される。

[!]:簡単に言うと、%T1>0% に回復した時のシミュレータの効果部位濃度を維持できるように投与量を調節すればよいと。

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