分娩時硬膜外鎮痛後の帝王切開に際しての脊椎麻酔と硬膜外麻酔の比較; 後ろ向きコホート研究

A comparison of spinal and epidural anesthesia for cesarean section following epidural labor analgesia: A retrospective cohort study.
Acta Anaesthesiol Taiwan. 2015 Feb 27. pii: S1875-4597(15)00018-1. doi: 10.1016/j.aat.2015.01.003. [Epub ahead of print]

・本研究では、様々な周術期と術後転帰につながる可能性のある硬膜外分娩時鎮痛後の帝王切開(CS)に際しての異なる種類の区域麻酔を調査することを目的とした。

・著者らは、2008 年 1 月から 2012 年 6 月まで自施設で、硬膜外分娩時鎮痛を受けたが、その後に区域麻酔下に CS を必要とした妊産婦を含めた。

・全体で、6609 人の妊産婦のうち、2341 人が無痛分娩を受け、そのうちの 334 人が CS をすることになった。脊椎麻酔(SA)はは 163 人の、硬膜外麻酔(EA)は 96 人の妊産婦に使用された。2 群を比較した。高位ブロックや全脊麻は認められなかった。主要転帰は、SA の方が、麻酔から執刀までの時間と総麻酔時間が短かく、低血圧症状が多く認められ、周術期のエフェドリン投与割合が高く、ミダゾラムの投与率が低いことを明らかにした。副次評価項目に関しては、1 分と 5 分で記録した新生児のアプガースコアと母親の満足度は同様であった。脊柱管内モルヒネ投与量を、非経口モルヒネ等価用量(MED)に換算すると、クモ膜下モルヒネ群の妊産婦の方が、用量が少なく、術後 1 日目の視覚アナログ尺度(VAS)疼痛スコアが低いことが明らかになった。

・分娩時硬膜外鎮痛を受けている CS を必要とする妊産婦にとって、SA の使用は、EA と比較して麻酔時間が短く、少ないモルヒネ用量で術後の低い疼痛スコアをもたらした。しかし、いずれの脊柱管麻酔法でも失敗率が高いことには対処する必要がある。

[!]:ということは、分娩時硬膜外鎮痛を受けていても脊椎麻酔の方がベターということかな。

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