1 回換気毎のコンプライアンス-容量プロファイルを使用した術中呼吸終末陽圧の評価

Intraoperative positive end-expiratory pressure evaluation using the intratidal compliance-volume profile.
Br J Anaesth. 2015 Mar;114(3):483-90. doi: 10.1093/bja/aeu385. Epub 2014 Nov 21.

・PEEP の適用を含む一般外科手術中の肺保護人工呼吸は術後肺合併症を減らす可能性がある。前向き臨床観察研究で、著者らは、担当麻酔科医が経験的に選んだ換気設定での耳鼻咽喉手術を受けた成人患者で、容量依存性呼吸器系コンプライアンスを評価した。

・40 人の患者で、術中人工呼吸中の呼吸変数を測定した。全ての測定値は、5 分間隔に分けた。動的コンプライアンス(CRS)と 1 回換気ごとの容量依存性 CRS 曲線を各区間について計算し、1 回換気毎の肺胞の開放/虚脱、過膨張、すべてを示す 6 つの具体的なコンプライアンス・プロファイルのいずれかに分類した。著者らは、後ろ向きに 5cmH2O の PEEP レベルと、それより高いレベルでの、それぞれのコンプライアンスプロファイルの発生を比較した。

・担当麻酔科医は、最初に PEEP レベルを 29 例(83%)で 5cmH2O に、5 人の患者(14%)で 7cmH2O に、2 人の患者(6%)で 8cmH2O に設定した。全測定値にわたる平均 CRS は 61(11)ml/cmH2O(40~86mL/cmH2O) であり、術中に連続的に減少した。 5cmH2O の PEEP では、強い 1 回換気毎の肺胞の開放/虚脱を示すコンプライアンス・プロファイルは(18.6%)、より高い PEEP レベル(5.5%、P<0.01)と比較してより頻繁に生じた。過膨張は実質的に観察されなかった。

・ほとんどの患者では、術中の人工呼吸中 5cmH2O の PEEP は、1 回換気毎の肺胞の開放/虚脱を予防するには低すぎる。 1 回換気毎のコンプライアンスプロファイルを分析することによって、術中人工呼吸中の肺の肺胞開放状態を安定化させる PEEP レベルを個別に調節する理論的根拠を提供する。

[!]:拙い日本語訳で申し訳ないが、要するに、肺保護換気として 5cmH2O の PEEP では、肺胞開存状態を維持するには不足でもっと高いレベルの PEEP が必要であり、動的コンプラインスの経時的測定は、個別の至滴 PEEP を設定するのに役立つと。

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