大きな腹部手術後の肺合併症:全国手術の質改善プログラムの分析

Pulmonary complications after major abdominal surgery: National Surgical Quality Improvement Program analysis
Journal of Surgical Research Published Online: March 19, 2015

・主要な腹部術後の術後肺合併症(PPC)は、よく見られるもので、重大な合併症と高額な医療費と関連している。本研究の目的は、主要な腹部手術後の PPC の危険因子を同定することであった。

・米国外科学会の手術の質改善プログラムの 2005 ~ 2012 年のデータベースから主要な腹部手術(食道切除術、胃切除術、膵臓切除術、腸切除術、肝切除術、結腸切除術、直腸切除術)を受けた患者を照会した。PPC の予測因子を、多変量ロジスティック回帰を用いて同定した。

・主要な腹部手術を受けた 165196 人の患者のうち、9595 人(5.8%)が、PPC(肺炎 3.2%、長時間にわたる呼吸補助≧48 時間 3.0%、予定外の挿管 2.8%)をきたした。多変量解析では、全体と個々の PPC の有意な予測因子には、食道切除術、ASA 分類が高いクラス、機能状態が依存性、長時間手術、年齢≧80 歳、重度の慢性閉塞性肺疾患、術前ショック、腹水、喫煙が含まれた。肥満は危険因子ではなかった。性別が女性では、PPC に対して保護的だった。

・腹部手術後 PPC は、多くの臨床変数と関連している。食道手術と ASA 分類は、最強の予測因子であった。これらの結果は、主要な腹部手術後の肺合併症を発症するリスクのある患者を識別するためのフレームワークを提供する。

[!]:各項目に重み付けをすれば、肺合併症発症の危険性を定量的に予測できるスコアリング・システムができるんだろうな。

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