硫酸マグネシウムが筋弛緩に対するスガマデックスの拮抗時間に及ぼす効果

Effect of magnesium sulphate on sugammadex reversal time for neuromuscular blockade: a randomised controlled study.
Anaesthesia. 2015 Apr 1. doi: 10.1111/anae.12987. [Epub ahead of print]

マグネシウム6.png・マグネシウムは、筋弛緩を増強する。スガマデクスはロクロニウムによる筋弛緩に拮抗する。本研究の目的は、硫酸マグネシウムの前処置が筋弛緩に対するスガマデクスによる拮抗時間に及ぼす効果を調査することであった。

・37 人の患者を無作為に硫酸マグネシウム(40 mg./kg)か、または生食の静脈内投与を受けるように割り当てた。麻酔導入後、持続的な TOF モニタリングを実施し、ロクロニウム(0.6 mg./kg)を投与した。T2 の単収縮が出現したとき、患者はスガマデクス(2 mg./kg)を投与された。

・スガマデクスによって促進された、TOF 比 0.9 にまで適度の筋弛緩が拮抗される時間の中央値(IQR[範囲])は、マグネシウム群で 115(93-177.5[68-315])、生食群で 120(105-140[70-298])だった(P=0.79)。臨床的な持続期間の中央値(IQR[範囲])は、マグネシウム群では 45(35.5-53[22-102])分、生食群で 37(31-43[19-73])(P=0.031)分であった。

・マグネシウムによる前処置は、ロクロニウムによって誘発される適度な筋弛緩のスガマデクスによる拮抗時間に有意な影響を与えなかった。

<関連記事>

1.マグネシウム前処置した患者でロクロニウム誘発性の中等度~高度の筋弛緩の拮抗に際してのスガマデクスの有効性

2.スガマデクスによるロクロニウム誘発性筋弛緩の拮抗後のマグネシウム誘発性の再クラレ化


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