トレンデレンブルグ体位の麻酔下患者で、エコーで見た視神経鞘の直径は頭蓋内圧の代替測定値である
Sonographic optic nerve sheath diameter as a surrogate measure for intracranial pressure in anesthetized patients in the Trendelenburg position
BMC Anesthesiology 2015, 15:43 doi:10.1186/s12871-015-0025-9
・これは、トレンデレンブルグ体位は、頭蓋内圧(ICP)を上昇させるかどうかはいまだ解明されていない。ICP は、超音波検査による視神経鞘の直径(ONSD)を測定することによって評価することができる。著者らは、ロボット支援腹腔鏡下前立腺全摘除術を受ける患者で、ONSD に及ぼすトレンデレン体位単独の影響を調査した。さらに、著者らは ONSD に及ぼす気腹と併用したトレンデレン体位の効果を評価した。
・ロボット支援腹腔鏡下前立腺全摘除予定の 21人の患者が登録された。超音波検査による ONSD と血行動態パラメータを、特定の時点で測定した:麻酔導入後の仰臥位、急峻なトレンデレン体位の 3 分後(35°傾斜)、気腹と急峻トレンデレン体位の併用 3 分後、気腹終了後の仰臥位。
・急峻なトレンデレン体位の 3 分後の ONSD は、麻酔導入後の仰臥位時よりも有意に高かった(5.1±0.3mm vs 4.5±0.4mm)。また、気腹と併用した急峻トレンデレンブルグ体位 3 分後の ONSD は、麻酔導入後仰臥位よりも高かった(4.9±0.4mm vs 4.5±0.4 mm)。気腹終了後仰臥の ONSD は、麻酔導入後の仰臥位と同様であった。
・短時間であっても、急峻トレンデレンブルグ体位の使用は、超音波検査で見た ONSD を増加させ、単なる一過性の急峻トレンデレンブルグ体位が、ICP の代替測定値としての ONSD に及ぼす効果へのよりよい理解を与えている。
BMC Anesthesiology 2015, 15:43 doi:10.1186/s12871-015-0025-9
・これは、トレンデレンブルグ体位は、頭蓋内圧(ICP)を上昇させるかどうかはいまだ解明されていない。ICP は、超音波検査による視神経鞘の直径(ONSD)を測定することによって評価することができる。著者らは、ロボット支援腹腔鏡下前立腺全摘除術を受ける患者で、ONSD に及ぼすトレンデレン体位単独の影響を調査した。さらに、著者らは ONSD に及ぼす気腹と併用したトレンデレン体位の効果を評価した。
・ロボット支援腹腔鏡下前立腺全摘除予定の 21人の患者が登録された。超音波検査による ONSD と血行動態パラメータを、特定の時点で測定した:麻酔導入後の仰臥位、急峻なトレンデレン体位の 3 分後(35°傾斜)、気腹と急峻トレンデレン体位の併用 3 分後、気腹終了後の仰臥位。
・急峻なトレンデレン体位の 3 分後の ONSD は、麻酔導入後の仰臥位時よりも有意に高かった(5.1±0.3mm vs 4.5±0.4mm)。また、気腹と併用した急峻トレンデレンブルグ体位 3 分後の ONSD は、麻酔導入後仰臥位よりも高かった(4.9±0.4mm vs 4.5±0.4 mm)。気腹終了後仰臥の ONSD は、麻酔導入後の仰臥位と同様であった。
・短時間であっても、急峻トレンデレンブルグ体位の使用は、超音波検査で見た ONSD を増加させ、単なる一過性の急峻トレンデレンブルグ体位が、ICP の代替測定値としての ONSD に及ぼす効果へのよりよい理解を与えている。
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