プロトンポンプ阻害薬は、高齢者で急性腎不全と急性間質性腎炎のリスク増加と関連している

Proton pump inhibitors are associated with an increased risk of acute kidney failure and acute interstitial nephritis in older patients
St. Michael's Hospital April 16, 2015

プロトンポンプ阻害薬を処方されている高齢患者の方が、これらの薬を処方されていない患者よりも、急性腎不全のために入院する可能性が 2 倍以上高いことが、新しい研究で分かった。

Institute for Clinical Evaluative Sciences and St. Michael’s Hospital の研究者は、PPI を処方された年齢 66 歳以上の患者に注目して、治療開始後 120 日以内に急性腎不全と急性間質性腎炎(多くの場合、薬物反応から生じる急性腎障害の一種)のリスクを、これらの薬を処方されていなかった類似した患者群と比較した。

PPI は、胃で産生される酸の量を減少させ、胸焼けや潰瘍といった状態を治療するために使用されている。急性腎不全は、PPI のまれな副作用であるが、北米では毎年、数千万人の患者がこれらの薬を服用している。

「本研究は、十分に明らかなた適応症を有する患者に対する PPI の処方を臨床医に思いとどまらせるものではなく、これらの薬剤の見境のない使用を削減するための継続的な取り組みの重要性を強調するものである。」とトニー・アントニオウ博士は言った。彼は、St. Michael’s Department of Family and Community Medicine の薬剤師であり、ICES の非常勤科学者、また CMAJ Open で、今日発表された研究の主執筆者である。

腎臓が突然血液から老廃物を濾過することができなくなった場合に、急性腎不全が発生する。急性腎不全は、致命的であり集中治療を必要とすることもある。しかし、可逆性である可能性がある。

研究では、PPI で治療を開始した 290592 人の患者と、PPI を投与されなかった同数の患者を同定した。急性腎不全は、処方初日から 120 日以内に 1787 人で発生した。

「臨床医は、特に治療の開始時に、腎機能低下を呈するプロトンポンプ阻害剤で治療された患者では、急性間質性腎炎対する疑いを高いレベルで維持する必要がある。」とアントニオウ博士は述べた。

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