分娩時硬膜外鎮痛に際しフェンタニル添加ロピバカインの持続注入と間欠ボーラス投与の比較

A comparison of continuous infusion and intermittent bolus administration of 0.1% ropivacaine with 0.0002% fentanyl for epidural labor analgesia
J Anaesthesiol Clin Pharmacol 2015;31:234-8

・分娩時硬膜外鎮痛に際しての局所麻酔薬とオピオイドの消費量を最小限にすることが、安全な産科的転帰と優れた母体満足度のために提唱されている。本研究の主な目的は、分娩時に硬膜外 0.1% ロピバカイン+0.0002% フェンタニルを持続注入か、または断続的ボーラス投与による様式の鎮痛効果を評価し、比較することであった。

・硬膜外鎮痛を希望する初回、あるいは 2 度目の妊娠満期の健康妊婦 60 人が、本研究に募集された。腰部硬膜外カテーテルを挿入し、鎮痛を 0.2% ロピバカインで開始した。患者は、ロピバカイン 0.1% +フェンタニル 0.0002% を持続注入(A 群)か、または 1 時間毎に断続的にボーラス(B 群)投与されるよう無作為に割り付けられた。妊婦が疼痛を訴えたり視覚アナログ尺度(VAS)スコア>3 の場合は、試験薬を追加でボーラス投与された。VAS スコア、運動遮断、母体の血行動態、胎児心音は頻繁にモニターされた。副作用、分娩様式、新生児転帰を記録した。

・同等の VAS を達成するためには、ロピバカインの平均総投与量は、A 群では、18.78±3.88mg、B 群では 16.86±4.3 mg であり、その差は統計学的に有意であった(P=0.04)。A 群 30 人の患者のうち 17 人(56.6%)と、B 群の 9 人(30%)は、追加ボーラスを要求し、A 群の方が有意に多かった(P=0.037)。副作用、分娩様式、新生児転帰は、両群で同等であった。

・持続注入と比較した場合、断続的なボーラス投与の方が、患者の安全性や妊婦の満足度に悪影響を与えることなく、オピオイド添加局所麻酔薬の総量を有意に減少させることによって、薬物投与の有効なルートを提供する。

[!]:間欠投与の方が総投与量が多くなるのかと思ったら、逆か~。観血投与の方が総投与量が少なくて済むと。

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