分娩時硬膜外鎮痛と新生児合併症の関係の後ろ向き研究

Retrospective study of the association between epidural analgesia during labour and complications for the newborn
Midwifery Published Online: March 11, 2015
<ハイライト>
・1 分と 5 分のアプガースコアインデックス値は、硬膜外鎮痛群ではわずかではあったが、有意に低い。
・新生児集中治療室入室率は、非硬膜外群よりも硬膜外鎮痛群で有意に多かった。
・蘇生は非硬膜外群よりも硬膜外群の方が有意に多かった。
・早期授乳開始は非硬膜外群の方が多かった。

<要旨>
・著者らの目的は硬膜外鎮痛とさまざまな変数間の関連付けを調査することであった。分娩時に母体に投与された硬膜外鎮痛が新生児に及ぼす影響については議論がある。

・スペインの公立病院で生まれた 2399 人の小児集団で、この関連性を、後ろ向き的に調査した。満期(妊娠>37 週)分娩のが含まれた。その他の除外基準は以下の通りであった:誘発分娩(医学的、または産科的適応)、待機的帝王切開、重要な妊娠リスク因子の存在(高血圧、糖尿病、重症疾患、妊娠中毒症、子宮内発育遅延、過期妊娠、長時間の破水(> 24 時間)、羊水過少、羊水過多)。マン・ホイットニーの U 検定とフィッシャーの正確検定を適用して、変数間の関係を調査した。

・1 分と 5 分後のアプガースコアインデックス値は、わずかではあったが、母体が硬膜外鎮痛を受けていた新生児の方が有意に低かった。新生児集中治療室への入室は非硬膜外群よりも硬膜外鎮痛群で有意に多かった。蘇生は非硬膜外群よりも硬膜外鎮痛群で有意に多かった。早期授乳開始は非硬膜外群の方が多かった。ロジスティック回帰分析において、早期授乳に及ぼす硬膜外鎮痛の有害作用は、NICU 入室と蘇生の必要性で調整後も、依然として有意なままであった。

・硬膜外鎮痛は、リスクは低いものの、新生児に悪影響を与える可能性があり、この関連性の因果関係を明確にするために、さらなる研究が必要がある。

[!]:無[和]痛分娩に多用される硬膜外鎮痛が、新生児転帰に有意な悪影響を及ぼすと!こりゃ大変だ。

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