EVAR を受ける ASA-3 患者の自己申告健康度はは患者生存を予測する

Self-reported fitness of American Society of Anesthesiologists class 3 patients undergoing endovascular aneurysm repair predicts patient survival
Journal of Vascular Surgery Published Online: April 30, 2015

・待機的血管内動脈瘤修復術(EVAR)を受けるほとんどの患者は、ASA-3 に分類されている。しかし、これらの患者のうち、全身疾患の重症度は多様であり、その結果、健康状態は著しく異なる可能性がある。本研究では、自己申告の運動耐用能が良好な ASA-3 の患者は、EVAR 後の生存が良好であるという仮説を検討した。

・ASA-3 と分類された EVAR 患者のデータを、前向きに収集した登録データベースから後ろ向きに抽出した。患者は、階段を登るか、1kg を活発に歩く自己申告能力に基づいて、健康状態に応じて 2 群に分けられた。各群の患者の生存率を、Cox 比例ハザードモデルにより評価した。

・392 人の患者の経過追跡期間(平均 1.9 年間)中に、64 人(16.3%)が死亡し、身体能力良好群ででは 13.4%、不良群では 21.6% であった。自己申告で歩行できない、階段を上れない場合は、全死因死亡率のリスク増加(ハザード比、3.55、P<0.0001)と関連していた。可能性のある多くの交絡変数でリスクを調整した後、健康度は依然として有意なままであった(ハザード比、3.03、P=0.0011)。

・本研究では、ASA-3 の患者のうち、自己申告の運動能力は、生存を予測する優れた手段であることが示されている。医師は、治療の選択肢を議論する際、ASA-3 患者の身体健康度を考慮すべきである。

[!]:確かに ASA-3 患者の全身状態はピンキリで層がかな広いので、EVAR に限らず、手術患者全般について、自己申告健康度は、術前評価項目として有益である可能性が高い。

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