急性胆嚢炎での開腹 vs 腹腔鏡下胆嚢摘出術: 系統的レビューとメタ分析

Open versus laparoscopic cholecystectomy in acute cholecystitis. Systematic review and meta-analysis
International Journal of Surgery June 2015Volume 18, Pages 196?204

・急性胆嚢炎(AC)の治療では、腹腔鏡下胆嚢摘出術(LC)が、開腹胆嚢摘出術(OC)の一般的な代替手術となっている。腹腔鏡下胆嚢摘出術(LC)は、現在、症候性胆石症と慢性胆嚢炎の治療のゴールドスタンダードと考えられている。しかし AC での使用については明確なデータが公開されていない。CIAO と CIAOW 研究はでは、AC の 48.7% はまだ開腹によって手術が行われていることを示した。本メタ分析の目的は、AC での OC と LC を比較することである。

・AC 患者で開腹術 vs 腹腔鏡下胆嚢摘出術を比較した試験のメタ分析とメタ回帰を伴う系統的・レビューを実施した。メドライン、EMBASE、PubMed、Cochrane Central Register of Controlled Trials (CCTR)、Cochrane Database of Systematic Reviews (CDSR)、CINAHL を使用して、電子検索を実施した。

・合計 1248 人の患者を伴う 10 件の試験が含まれた:677 人は OC 群、697 人は LC 群であった。術後罹患率は、LC(OR=0.46)で半分であった。術後創感染や肺炎をきたした率は、LC の方が少なかった(それぞれ、OR=0.54 と 0.51)。術後死亡率は、LC の方が少なかった(OR =0.2)。術後の平均入院期間は、LC 群の方が有意に短かった(MD=-4.74日)。胆汁漏率、術中出血量、手術時間に有意差はなかった。

・急性胆嚢炎では、術後罹患率、死亡率、入院期間は、腹腔鏡下胆嚢摘出術によって減少した。また、肺炎、創傷感染率は LC で減少した。高度の出血や胆汁漏率は、術式の影響を受けなかった。急性胆嚢炎での胆嚢摘出術は、まず腹腔鏡下を試みるべきである。

[!]:へ~っ、そうなんだ。急性胆嚢炎でも、もうずいぶん前からラパコレがファーストチョイスなのかと思ってたけど。

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