ロクロニウムの用量反応関係に及ぼす単回投与と定常状態のプロポフォールが及ぼす効果

Effects of single-shot and steady-state propofol anaesthesia on rocuronium dose?response relationship: a randomised trial
Acta Anaesthesiol Scand. 2015 May 12. doi: 10.1111/aas.12523. [Epub ahead of print]

・揮発性麻酔薬と同様に、プロポフォールは、神経筋伝達に影響を及ぼし得る。著者らは、プロポフォール投与は投与期間に応じてロクロニウムの効力に影響を与えると仮定した。

・同意を得た後、待機手術予定の患者は、無作為にプロポフォール(プロポフォール 2 分、n=36)による麻酔導入後か、または 30 分間のプロポフォール注入後(プロポフォール 30 分、n= 36)のいずれかで、ロクロニウムを投与されるよう割り当てられた。レミフェンタニルは、両群で投与された。筋弛緩モニタリングは、較正された筋電図により実施された。ロクロニウムの用量反応関係は、単回ボーラス法(0.07、0.1、0.15、0.2、0.3、0.45mg/kg のロクロニウム)で測定した。主要評価項目は、2 分と 30 分のプロポフォール投与後のロクロニウムの ED50 と ED95 であった。データは、平均(95%信頼区間)で表示した。試験は Eudra-CT に登録されている:2009-012815-16。

・合計 72 人の患者が含まれた。筋弛緩が最大となる時間は、プロポフォール 2 分で麻酔された患者に比較して、プロポフォオール 30 分後の患者の方が有意に短かった[3.3分(2.9-3.7)] vs [4.6分(4.0-5.2)]。プロポフォール 30 分後、用量反応曲線の傾きは、有意に急勾配であり(プロポフォール 30 分:4.34[3.62-ら5.05]、プロポオール 2 分:[3.34(2.72-3.96)])、その結果、ロクロニウムの ED95 は低くなった(プロポフォール 30 分:0.287mg/kg[0.221-0.368]、プロポフォール 2 分[0.391mg/kg(0.296-0.520)])。ED50 は、群間差はなかった。

・30 分間のプロポフォール注入後では、ロクロニウムの効力が有意に増強された。筋弛緩剤の効力の推定値は、通常、定常状態の麻酔中に決定されることから、導入時の気管挿管に際してのロクロニウム必要量を過小評価する可能性がある。

[!]:まあ、でも導入時はプロポフォールだけでなくて、セボフルランも併用しているから、ロクロニウムが少なすぎると思ったことはないな。

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