下肢交感神経緊張度のリアルタイムモニタリングを使用した外来膝関節鏡に際しての選択的片側脊椎麻酔

Selective unilateral spinal anaesthesia for outpatient knee arthroscopy using real-time monitoring of lower limb sympathetic tone
Anaesthesia and Intensive Care Journal Volume 43, Issue 3 351-356

・選択的片側脊椎麻酔は、より迅速な帰宅退院が可能であるので、外来下肢手術にとっては有用なアプローチである。あまり使用されないのは、選択的な片側ブロックを得るのは難しい可能性があり、方法に注意を要するという事実のためである。著者らは、下肢の交感神経活動のリアルタイムのモニタリングを使用した成功率の高い方法を提示する。

・本前向き研究では、外来膝関節鏡予定の 56 人の患者は、側臥位で脊椎麻酔を受け、0.5% 高比重ブピバカインを最大 5mg まで 0.33mL/分で注入された。下肢の交感神経緊張度は、足底の皮膚の電気抵抗によってモニターした。臨床効果は、知覚と筋力の消失によって評価した。血行動態経過と有害事象をモニターした。

・運動遮断は 55 人の患者(98%)で厳密に片側性であり、知覚ブロックは 53 人の患者(94%)53例(94%)で厳密に片側性であった。収縮期血圧低下の中央値は 6 mmHg であった。クモ膜下穿刺から回復室への到着までの時間は 73±23 分であった。回復室での滞在期間は 70±30 分であった。十分に確立した適切な範囲のブロックを得た 3 人の患者は、タニケット痛のために全身麻酔への変更が必要であった。尿閉は、両側にブロックが及んだ唯一の患者で発生した。

・下肢の交感神経緊張度のリアルタイムモニタリングを用いた選択的片側脊椎麻酔を実施するこの方法は、高い成功率を有しており、帰宅退院の基準を迅速に満たすことと関連している。

[!]:最大 5mg ということは 0.5% ブピバカイン 1mL、これを 3 分かけて注入するということだ。1ml のシリンジで、超スローペースでプランジャを押していくのか・・・。

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