挿管困難が予測される患者で Boedeker 挿管鉗子と McGrath ビデオ喉頭鏡を使用して

Tracheal intubation in patients with anticipated difficult airway using Boedeker intubation forceps and McGrath videolaryngoscope.
Acta Anaesthesiol Scand. 2015 May 16. doi: 10.1111/aas.12543. [Epub ahead of print]

・角度の付いたブレードを有するビデオ喉頭鏡は声帯視野を改善するが、これは必ずしも挿管の成功率が高まるという結果にはならない。本研究の目的は、挿管困難の予測因子を有する患者で McGrath シリーズ 5 ビデオ喉頭鏡(MVL)と一緒に Boedeker 挿管鉗子を使用した場合の有効性を評価することであった。

・研究は、2013 年 9 月から 12 月まで、コペン??ハーゲン大学病院麻酔科で行われた。全身麻酔を予定された、一つ以上の挿管困難の予測因子を有する患者に対して適格性について評価した。患者は、Boedeker 挿管鉗子と MVL を使用して挿管された。主要評価項目は、挿管所要時間であった。副次評価項目は、挿管成功率、挿管試技数、挿管条件、術後嗄声であった。

・33 人の患者が適格性について評価され、25 人の患者が研究対象となり、SARI スコア中央値は 3(IQR 3-4)であった。患者のうち 22 人(88%、95%信頼区間[74-100%])はその方法で挿管に成功し、挿管所要時間の中央値は、115秒(IQR 78-247)であった。チューブの操舵と挿入は、それぞれ 21 例(84%)と 22 例(88%)で許容可能であ、両操作に対して 10 例(45%)で優れていたと報告された。10 例(40%)は初回試行で挿管できた。挿管に失敗したのは 3 例(12%)であった。これらの場合に、スタイレットを挿入したチューブを使用して挿管に成功した。

・挿管困難が予想される患者のほとんどは、Boedeker 挿管鉗子と MVL を使用して挿管を成功させることができる。しかし、喉頭視野は良好であるにもかかわらず、気管チューブの留置は、3/25 の患者で失敗した。

[!]:喉頭視野が良好でも、チューブを声門に誘導できないことがしばしある。鉗子を使ってチューブ先端を外から誘導するか、スタイレットで内側から誘導することで声門を通過させることができる。タイトルの Boedeker 挿管鉗子というのは、通常の Magill 鉗子と違って、ブレードの部分が挿管に適するように曲がっているのが特徴だ。

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