小児でレミフェンタニルがイソフルラン MAC に及ぼす効果

The effect of remifentanil on the minimum alveolar concentration of isoflurane in children.
J Clin Anesth. 2015 May 19. pii: S0952-8180(15)00099-9. doi: 10.1016/j.jclinane.2015.03.026. [Epub ahead of print]

・研究の目的は、小児で外科的切開時の体動をなくすのに必要なイソフルラン呼気終末濃度に及ぼすレミフェンタニルの効果を評価することであった。

・全身麻酔で鼡径ヘルニア修復か、睾丸固定術のいずれかの予定の年齢 4~7 歳、ASA-1/2 の小児を対象とした、大学付属病院手術室での前向き二重盲式の連続症例研究。108 人の小児が、気管挿管後にレミフェンタニルの一連の 6 用量(なし、0.05、0.10、0.15、0.20、0.25μg/kg/分)のいずれかを投与された。呼気終末イソフルラン濃度は、ディクソンの上下法にしたがって調整した。レミフェンタニル注入を開始 25 分後に、外科的切開を行った。患者の反応は、「反応あり」か「反応なし」のいずれかに分類された。「反応あり」とは皮膚切開に反じた合目的的反応と定義した。

・イソフルランの MAC は、レミフェンタニル注入速度 0、0.05、0.10、0.15、0.20、0.25μg/kg/分で、それぞれ 1.50±0.16%、1.33±0.27% 、0.93±0.13%、0.73±0.27%、0.63±0.19%、0.60±0.15% であった。

・イソフルランの MAC は、レミフェンタニルの注入速度の増加に伴って減少し、最初は段階的に低下し、続いて天井効果を示した。

[!]:高用量のレミフェンタニルを使用すれば、小児では(成人でもそうだろうけど)、イソフルランの MAC は半分以下にまで低下する。

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