非心臓手術患者で術中平均動脈圧変動と 30 日死亡率

Intraoperative Mean Arterial Pressure Variability and 30-day Mortality in Patients Having Noncardiac Surgery.
Anesthesiology. 2015 Apr 30. [Epub ahead of print]

・術中血圧変動と非心臓手術後の死亡率との関係についてはほとんど知られていない。そこで、著者らは、血圧の変動は、血圧の絶対値とは別に、30 日死亡率の増加と関連しているという仮説を検証した。

・所要時間 60 分以上の非心臓手術を受けた 104401 人の成人から、ベースラインと術中の変数に加えて、30 日死亡率を取得した。交絡因子調整後のモデルで、著者らは、30 日死亡率と、術中平均動脈圧の時間加重平均(TWA-MAP)と術中 MAP 変動の測定値(MAP の一般平均実質変動(ARV-MAP)と MAP の SD(SD-MAP)を含む)との間の関連性を評価した。。

・平均±SD TWA-MAP は 84±10 mmHg で、ARV-MAP 2.5±1.3 mmHg/分であった。TWA-MAP は強く 30 日死亡率と関連しており、TWA-MAP が 80 から 50 mmHg に減少するにしたがって 3 倍以上であった。ARV-MAP は、TWA-MAP で調整後、わずかに 30 日死亡率(P=0.033)に関連していた。ARV-MAP の中央値と比較して、30 日死亡率のオッズ比(95%CI)は、低 ARV-MAP(第一四分位)の場合 1.14(1.03-1.25)、高 ARV-MAP (第三四分位)の場合 0.94(0.88-0.99)であった。5 レベルに分類した ARV-MAP が増加するにつれて、30 日死亡率のオッズは減少した( 1 分類増加につき 0.92; 0.87-0.99、P=0.015)。副次的に、50、55、60、70、80 mmHg 未満の MAP の累積期間は 30 日死亡率の増加した確率と関連していた(すべてP<0.001)。

・非心臓手術後に、平均動脈圧が低い方が、強く死亡率と関連付けらたが、術中血圧変動そのものは、低い場合に軽度に術後死亡率と関連するだけである。

[!]:血圧変動が少ない方が死亡率がわずかに高くなる!?血圧変動が激しいということは、それだけ自律神経活動が旺盛であるということか。

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