外傷の大出血に対する早期のクリオプレシピテート: 無作為対照妥当性試験

http://bja.oxfordjournals.org/content/early/2015/05/19/bja.aev134.short?rss=1
Br J Anaesth. 2015 Jul;115(1):76-83. doi: 10.1093/bja/aev134. Epub 2015 May 19.

・外傷出血での低フィブリノゲン(FG)濃度は転帰不良に関連付けられている。クリオプレシピテートは、英国と米国では、FG 投与のための標準的製剤であり、多くの場合、輸血療法の遅れた段階で投与される。早期のクリオポウレシピテート療法が、臨床転帰を改善するのかどうかは知られていない。本妥当性研究の主要目的は、病院へ受け入れから 90 分以内にクリオプレシピテートを投与することが可能かどうか調査することであった。副次目的は、検査室での Fg の測定値と、血栓性症状、在院期間、死亡率を含めた臨床転帰を評価することであった。

・これは、活動性出血で大量出血プロトコールを発動する必要がある成人(年齢 16 以上)患者の、英国民間の 2 つの外傷センターで実施された非盲式の RCT であった。参加者は、標準的大量出血療法(STANDARD)(N=22)か、または標準的出血治療に加えてクリオプレシピテート 2 単位の早期プール(N=21)(CRYO)に無作為に割り付けた。

・CRYO 参加者の 85%(95%CI:69-100)が 90 分以内にクリオプレシピテートを投与された。CRYO と STANDARD 群でそれぞれ、中央値は 60分(IQR:57-76)と 108分(67-147)であった(P=0.002)。Fg の濃度は、CRYO 群の方が高かく、活動性出血時の全時点で 1.8g/L 以上に維持された。28 日後全死因死亡率に有意差はなかった(P=0.14)。

・クリオプレシピテートを使用した早期の Fg 補充は、外傷患者で実現可能である。本研究は、早期の Fg 補充が死亡率と他の臨床転帰に及ぼす効果を調査するために決定的 RCT の必要性を支持する。

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