敗血症性ショックでの死亡のタイミングと原因

Timing and causes of death in septic shock.
Annals of Intensive Care 2015, 5:16 doi:10.1186/s13613-015-0058-8

・敗血症性ショックについてのほとんど研究は、租死亡率を報告しているだけで、早期と後期の区別もなければ、死亡の直接原因について取り組んでいるものでもない。著者らは、ここでは敗血症性ショックの死亡の在り方を調査することを目的とした。

・これは、6 年間(2008 年から 2013 年)にわたる単一施設での後ろ向き研究であった。集中治療室(ICU)入室から 48 時間以内に敗血症性ショックと診断された全ての連続??患者を含めた。早期と後期の死亡はそれぞれ、ICU 入室後 3 日以内、またはその後に発生したものと定義された。ICU での死亡の主な原因は、診療ファイルから決定した。生存状態を参照カテゴリとして使用して、多項ロジスティック回帰分析を実施して、早期と後期の死亡に関連する予後因子を同定した。

・543 人の患者が含まれ、平均年齢は 66±15 歳、併存疾患の割合は高かった(67%)。ICU 内と院内死亡率は、それぞれ 37.2 と 45% であった。死亡は 78 例(32%)では早期に発生し、166 人(68%)の患者ではその後、ICU(n=124)か、または病院で(n=42)で発生した。早期死亡は一次感染に関連した難治性多臓器不全(82%)と腸間膜虚血(6.4%)が主な要因であった。ICU 内での後期死亡は、患者の 29% では看取りの判断に直接関連しており、それ以外は、院内感染(20.4%)や腸間膜虚血(16.6%)なのど主に ICU で獲得した合併症に関連していた。早期死亡の独立した決定因子は、年齢、悪性腫瘍、糖尿病、病原体同定なし、初期の重症度であった。3 日間の生存者のうち、後期死亡の独立した危険因子は、年齢、肝硬変、病原体同定なし、コルチコステロイド治療歴であった。

・本研究は、敗血症性ショックに関連した死亡の包括的な評価を提供する。早期と後期死亡の危険因子を同定することによって、特異的予後パターンを決定できる可能性がある。

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