高齢患者でのデスフルランとセボフルラン麻酔後の早期回復と認知機能の比較:ランダム化比較試験のメタアナ

Comparison of early recovery and cognitive function after desflurane and sevoflurane anaesthesia in elderly patients: A meta-analysis of randomized controlled trials.
J Int Med Res. 2015 Jul 31. pii: 0300060515591064. [Epub ahead of print]

・セボフルランまたはデスフルランによる麻酔を受けた高齢患者(>65 歳)で、術後認知機能と特定症状が回復する時間を比較するためのメタ分析。

・PubMedR、EmbaseR、コクラン・ライブラリー、中国生物医学データベースで、キーワード「セボフルラン」と「デスフルラン」を用いて体系的検索を行った。適切な無作為化比較試験(RCT)のデータと特性を抽出した。

・メタアナリシスでは 5 件の試験(N=300)が含まれた。従命が入るのに要する時間(平均差 [MD]-3.27、95%信頼区間[CI]-4.95、-1.59)、抜管(MD -1.59、95%CI -2.62、-0.55)、時空間認識(MD -4.31 ; 95%CI -4.99、-3.62)、回復室からの退室(MD -9.38; 95%CI -13.43、-5.42)は、セボフルラン群よりもデスフルラン群の方が有意に短かった。術後の認知機能障害の発生率や開眼にかかる時間は薬物間に有意差はなかった。

・高齢患者では、セボフルランよりもデスフルランの方が全身麻酔からの迅速な回復と関連している。

[!]:高齢者では、デスフルランの方がセボフルランよりも、抜管 1.6 分、従命 3.5 分、オリエンテーション 4.3 分、回復室からの退室 9.4 分だけ速かったと。

<関連記事>

1.長時間のデスフルラン麻酔後の高齢者の術後認知機能の回復: 予備研究

2.BISガイド下のレミフェンタニ ルTCI+プロポフォール vs デスフルラン:麻酔の質と回復過程


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