高流量経鼻酸素投与システムを使った覚醒ファイバー挿管中の酸素化と挿管条件の最適化

Optimizing oxygenation and intubation conditions during awake fibre-optic intubation using a high-flow nasal oxygen-delivery system.
Br J Anaesth. 2015 Aug 7. pii: aev262. [Epub ahead of print]

・気道確保困難が予想される場合には、覚醒下ファイバー挿管が広く実施される方法である。手技中の補助的酸素投与にもかかわらず、患者は、鎮静、局所麻酔、処置合併症の影響や併存疾患の存在のために低酸素症の危険に曝されている。伝統的に使用される酸素投与器具は、低流量であり、大部分は十分なリザーバーを有していなかったり、患者の最大吸気流量を満たすのに十分な新鮮ガス流量が得られず、酸素飽和度低下が合併症を起こさないように適切な吸入酸素濃度を提供することができない。

・困難気道が予想される 50 人の患者で、覚醒下ファイバー挿管時に、高流量加湿経鼻酸素投与システムを用いて前向き観察研究を行った。

・高流量システムを使用すると、酸素飽和度低下や高炭酸ガス症のエピソードはなく、過鎮静に起因して無呼吸となった 1 例があったが、全患者で酸素飽和度は、ベースライン値以上に改善した。全ての患者は、デバイスを使用して快適であったと報告した。

・高流量経鼻酸素投与システムは、酸素飽和度を改善し、手技中の酸素飽和度低下の危険性を減少させ、覚醒下ファイバー挿管の条件を最適化できる可能性がある。ソフト鼻カニューレは、他に類を見ず、持続的酸素化と、ファイバーと気管チューブの同時通過を可能とする。発生する可能性のある閉塞、低換気、無呼吸時間に長く耐えることができ、十分に酸素化された患者では、換気を達成するのに時間をかけることができるので、手技の安全性が向上できる可能性がある。

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