脊髄硬膜外併用無痛分娩後の胎児徐脈を最小限に抑える予防的エフェドリン静脈内投与:無作為化対照試験

Prophylactic intravenous ephedrine to minimize fetal bradycardia after combined spinal-epidural labour analgesia: a randomized controlled study
Can J Anaesth. 2015 Aug 14. [Epub ahead of print]

エフェドリン1.png・陣痛の軽減のための脊髄硬膜外併用(CSE)法は、急速に発現し、優れた初期段階の鎮痛の両方を提供している。それにもかかわらず、CSE 後の早期高度胎児徐脈(EPFB)の既知のリスク増加は、しばしばその使用を制限する懸念であり続けている。本研究の目的は、CSE の投与時に予防的エフェドリン静脈内投与が EPFB を減少させるかどうか調査することであった。

・著者らは、大規模な市中病院で本臨床試験を実施し、陣痛に対して硬膜外麻酔を要望する健康な患者を登録した。患者は無作為に CSE 時に生食プラセボか、またはエフェドリン 10mg のいずれかの静脈内投与を受けるよう割り当てられた。EPFB(CSE 後 30 分以内の 2 分以上続く徐脈<90bpm と定義)の主要評価項目を群間絵比較した。副次評価項目には、緊急帝王切開分娩の発生率、エフェドリン追加投与必要量、母体血圧、子宮の過緊張、頻収縮、CSE 前後の異常な胎児心拍(FHR)パターンが含まれれた。

・エフェドリン(EPH)群には 299 人の女性が、生食プラセボ(NS)群には 297 人が無作為化された。EPFB の発生率に群間差はなかった(2.7% EPH 群 vs 4.7% NS群、相対リスク、0.57; 95%信頼区間、0.24-1.33,
P=0.184)。緊急帝王切開、子宮過緊張、子宮頻収縮、異常 FHR パターンの発生率にも群間差は認められなかった。

・著者らは、分娩時 CSE 中の予防的エフェドリンの静脈内投与は、CSE に関連する EPFB のリスクを減少させるには効果がなかったと結論付けている。しかしながら、EPFB の発生率は予想よりも低かったことから、試験には十分な証明能力がないという結果となった。.

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