0125% ブピバカイン vs 0.2% ロピバカインによる持続斜角筋間ブロック

The effect of continuous interscalene brachial plexus block with 0.125% bupivacaine vs 0.2% ropivacaine on pain relief, diaphragmatic motility, and ventilatory function
Journal of Clinical Anesthesia Published Online: July 24, 2015
<ハイライト>
・2 種類の持続斜角筋間腕神経叢注入の効果を評価した。
・ポンプは、0.125% ブピバカイン、または 0.2% ロピバカインを充填した。
・仮説は、ロピバカインの方が呼吸機能障害をきたすことが少ないであろうということであった。
・スパイロメトリー、横隔膜可動性、痛み、オピオイド使用量を測定した。
・強制呼気 1 秒量の変化、横隔膜可動性、痛み、オピオイド使用量に差は認められなかった。

<要旨>
・ブピバカインか、ロピバカインを含む外来持続斜角筋間腕神経叢ブロックは、一般的に肩の術後疼痛管理のために使用されている。斜角筋間ブロックは片側横隔膜麻痺を引き起こす。ロピバカインは選択的に知覚線維をブロックするので、横隔神経遮断を引き起こすことがの少ない可能性がある。本研究の目的は、2 種類の一般的に使用される持続斜角筋間腕神経叢注入の効果を評価することであった 0.2% ロピバカイン vs 0.125% ブピバカイン。研究の仮説は、ブピバカインよりもロピバカインを使用した方が、疼痛緩和に影響を与えることなく、呼吸機能の抑制が少ないであろうということであった。

・整形外科教育病院での、治験審査委員会の承認と書面による説明と同意を得て登録された前向き無作為化二重盲式試験である。対象は、肩関節鏡視下手術に予定された外来患者であった。全患者は 0.2% ロピバカインか、または 0.125% ブピバカインのいずれかを含むポンプに無作為に割り付けられ、その後、ベースライン測定と斜角筋間カテーテル留置を施行した。研究の評価項目は、術前と術後のベッドサイドでの肺活量、横隔膜可動性のの超音波評価、術後疼痛スコア、退院後経口オピオイド(オキシコドン)??消費量であった。

・ブピバカイン群 vs ロピバカイン群で、強制呼気 1 秒量変化(?22%±18.3% vs ?29%±14.9%)、横隔膜可動性(?81.4%±37.95% vs ?75.5%±35.1%)、安静時の VAS 疼痛スコア(4.9±2.9 vs 3.5±2.8)、経口オピオイド消費量(33.7±24.3 mg vs 35.1±33.9 mg)に統計的有意差は認められなかった。

・0.125% ブピバカインと 0.2% ロピバカインによる斜角筋間持続末梢神経ブロックで、呼吸機能不全やオピオイド必要量に差はなかった。呼吸機能抑制を低減しつつ、疼痛を管理できそうな麻酔注入物を確認するためには、さらなる研究が必要である。

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