待機的帝王切開を受けた女性で、術前のトラネキサム酸の無作為化プラセボ対照試験

A randomized placebo-controlled trial of preoperative tranexamic acid among women undergoing elective cesarean delivery
International Journal of Gynecology & Obstetrics Published Online: August 15, 2015

トラネキサム酸.png・研究の目的は、待機的低位帝王切開中および後の失血を低減するための、術前トラネキサム酸静脈内投与の有効性と安全性を検討することであった。

・エジプト、カイロの医療センターで 2013 年 11 月から 2014 年 11 月に、満期単胎妊娠で待機的低位帝王切開を受けた女性の単盲式無作為化プラセボ対照試験が行われた。患者は、手術 15 分前に、トラネキサム酸 1g か、または 5% ブドウ糖のいずれかを受けるよう、コンピュータで生成された乱数を用いて 無作為に 1:1 に割り付けられた。術前、術後の総血球数、ヘマトクリット値、母体体重を使用して帝王切開中の推定失血量(EBL)を計算し、主要評価項目とした;。分析には、割り当てられた治療を受けた女性で、手術が 90 分以下であり、経過追跡が完了した女性が含まれた。

・分析には、各群 100 人の女性が含まれた。EBL は、トラネキサム酸群(平均 459.4±75.4mL)よりもプラセボ群(700.3±143.9mL)の方が有意に多かった(P<0.001)。6 人の女性だけは、全てプラセボ群であるが、EBL が 1000 mL 以上であった。術後 4 週間まででは血栓塞栓症の報告はなかった。

・トラネキサム酸の術前投与は、待機的低位帝王切開時の出血量を安全に低減させる可能性がある。

[!]:帝王切開 15 分前のトラネキサム酸投与で出血量が 2/3 程度に減少している。

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