ギラン・バレー症候群患者の人工呼吸器の予測因子と短期的予後

Predictors for mechanical ventilation and short-term prognosis in patients with Guillain-Barre syndromePredictors for mechanical ventilation and short-term prognosis in patients with Guillain-Barre syndrome
Critical Care 2015, 19:310 doi:10.1186/s13054-015-1037-z

・ギラン・バレー症候群(GBS)は、末梢神経系の免疫介在性疾患である。人工呼吸を必要とする呼吸不全(MV)は、GBS の重篤な合併症である。 人工呼吸と人工呼吸された GBS 患者における短期的予後不良の修正可能なリスク因子を確認することは、個別的な管理に役立ち、患者の転帰を改善するのに役立つ可能性がある。

・著者らは、2003 年から 2014 年に GBS と診断された 541 人の臨床データを後ろ向きに分析した。MV と人工呼吸された患者の短期的予後の独立予測因子を多変量ロジスティック回帰分析によって同定した。

・平均年齢は 41.6 歳で男性に多かった(61.2%)。80 人の患者(14.8%)が人工呼吸を必要とした。多変量解析では、発症から入院までの期間が短いこと(p<0.05)、顔面神経麻痺(P<0.01)、舌咽・迷走神経傷害(P<0.01)、MRC 合計スコアの最低点が低いこと(P<0.01)が MV のリスク要因であることが分かった。疾患が夏に発生する(P<0.01)のはが保護的因子であった。予後因子については、先行感染の欠如(p<0.01)と MRC 合計スコアの最低点の低いこと(P<0.01)が、治療法にかかわらず、人工呼吸された患者の短期的予後不良の予測因子であった。著者らは、さらに MRC 合計スコアのさまざまな最低値で、MV を必要とする患者における短期的予後不良の予測因子を検討した。静脈内免疫グロブリンと静脈内コルチコステロイドの併用(オッズ比 10.200、95%信頼区間 1.068-97.407、P<0.05)は、,先行感染の有無に関係なく、MRC 合計スコアの最低値が 0 から 12 点までの場合は、人工呼吸患者の短期予後不良の独立した予測因子であった。

・人工呼吸と人工呼吸された GBS 患者の短期的予後不良の臨床予測因子は異なっていた。静脈内コルチコステロイドの追加使用は、MRC 合計スコアの最低値が 0~12 点の人工呼吸患者で、短期予後不良の危険因子であった。

[!]:「MRC sum score」は、四肢筋力を評価するもののようだ。

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック