McGrath MAC 喉頭鏡と標準の Macintosh 喉頭鏡を使用して気管挿管の容易さを比較

A comparison of the ease of tracheal intubation using a McGrath MACR laryngoscope and a standard Macintosh laryngoscope.
Anaesthesia. 2015 Sep 4. doi: 10.1111/anae.13209. [Epub ahead of print]

・著者らは、気管挿管困難の予測因子のない患者で、McGrath MAC(R) ビデオ喉頭鏡を、直接および間接喉頭鏡の両方として使用した場合、標準の Macintosh 喉頭鏡と比較した。

・著者らは、McGrath MAC を直接喉頭鏡として使用した場合 1(0-3[0-5]) の方が、間接ビデオ喉頭鏡として使用した場合 0(0-1[0-5])や、Macintosh 喉頭鏡を使用した場合 0(0-1[0-5])よりも、挿管困難スコアの中央値が高いことが分かった、p=0.04。

・これは、使用者が各手法の困難度を 10 点満点で点数化した主観的な使用レポートで、それぞれ 3.0(2.0-3.4[0.5?80])、2.0(1.0-3.9[0-70])、2.0(1.0-3.3[0-70])と反映された(P=0.01)。この困難度は、Cormack & Lehane 分類で記録された喉頭視野が不良であること(p<0.001)によってある程度説明がつき、施行者が通常以上の強い力が必要であったこと(手法ごとにそれぞれ 25%、4%、8%、P<0.001)と、剛性挿管補助具の使用増加(それぞれ 21%、6%、2%、p<0.001)に反映されている。挿管所要時間や合併症の発生率については群間差は認められなかった。McGrath MAC を間接ビデオ喉頭鏡として使用した場合と、Macintosh 喉頭鏡で測定した成績には統計学的差はなかった。

・著者らは、McGrath ビデオ喉頭鏡を Macintosh の代わりに直接喉頭鏡として使用することを推奨することはできないとしている。

[!]:McGrath series 5 は、湾曲の強いブレードを採用しており、ミッドラインアプローチで挿管するのに対して、McGrath MAC は、マッキントッシュ型ブレードを採用しているので、従来のマッキントッシュ直接喉頭鏡と同じ挿入法で、直接喉頭鏡としても使用できることが「売り」であるが、やはりオリジナルにはそれなりの強みがあるってことか。

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